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急成長を遂げるカンボジアですが、重要な「命のインフラ」はまだまだ未整備な状態です。
日本の救急車の平均到着時間は平均約7分。都心であればもっと早く到着します。
一方カンボジアは夜間で平均30分以上、昼間の時間帯であれば1時間以上かかる事も珍しくありません。
 
この理由としては「準備・環境・国民性」の3つが挙げられます。
 
まず「準備」の面では、カンボジアの救急は日本と同じ119番があります。
この番号はある病院に設けられた指令センターに繋がるのですが、センターには電話が6台並んでいるのに対して、私たちが調査した時には対応するオペレーターが2名しかいませんでした。また加えて、カンボジア中からのいたずら電話が止まらず、オペレーターも本当に緊急のものには出られない状況でした。
では、仮に119番に繋がり出動してくれるとなった時、どのような事が起きるのか。
プノンペン市内であれば、事故現場に一番近い国立病院から救急車を手配します。その際、指令センターから連絡を受けた病院はそこから準備を開始する為、出動するまでにも時間を要します。実際に私たちが深夜11時頃に出動要請を行った際にも、30分程かかると伝えられました。
また、指令センターに求められる事は病院の差配だけでなく、現場の状況をヒアリングし、最適な対処法を電話で指示する役割ありますが、残念ながらカンボジアの救急はそのレベルには達していません。
 
余談ですが、カンボジアの救急車は(民間の病院は特に)日本のように専門知識を持った救急隊が来てくれる確率は非常に低く、ただのドライバーのような人が来る事さえあります。実際、交通事故の現場に来た救急車のドライバーが、何の固定もせずに患者をモノのように扱ってしまい、脊髄を損傷し後遺症が残ってしまったという事例も発生しています。
 
次に「環境」の問題です。カンボジアは交通渋滞が社会的な問題として挙げられ、特に朝の出勤・17時~18時の帰宅・各種イベント時には、100m進むのに5分、10分かかる事もあります。渋滞の原因としては、道路環境の未整備(穴の開いているところ、舗装されていないところ、信号が壊れているなど)や、交通ルールを守れない人たちが多く、2車線のところを3車線になって走行している事などが挙げられます。
 
加えて、カンボジア人の中で、「救急車が来たら道を空けなければならない。」という意識がまだまだ浸透しておらず、現場に向かう道中で立ち往生してしまう事も多々起きます。これが「国民性」の問題です。
 
救急の世界では、「自助・共助・公助」という言葉があり、自分の身は自分で守る「自助」。地域やコミュニティの中で助け合う「共助」。行政による「公助」ですが、カンボジアではこの「公助」がほぼ機能していません。
そんな中で生活している皆さんには、まず第一に「自助」の意識を高めて頂く事。これが非常に重要になります。
 
「自分には起きないだろう」という思い込みは捨てましょう。今日あなたが事故・病気に襲われなかったのは、たまたまハズレ目を引かなかっただけで、いつ引くかは誰にもわかりません。
気を付けすぎるくらいが丁度いい。カンボジアはそんなところです。

そんな救急車が機能していなカンボジアで入会しておくべきサービスがあります。
そのサービスはここにあります。



【筆者紹介】
相田功
1990年山形県生まれ。
大学卒業後、求人広告代理店の営業として活動する中で現代表と出会い、
東南アジアの成長と共に自身も成長するため、カンボジアでの挑戦を決意。
現在は保険、緊急駆付けサービスの営業責任者として従事。