ウーバー社(Uber)、カンボジアで配車アプリの試用版を始動

ウーバー社(Uber)、カンボジアで配車アプリの試用版を始動
2017年06月22日 00時00分 公開
ウーバー社(Uber)、カンボジアで配車アプリの試用版を始動

世界最大の配車サービスを提供するウーバー社は、プノンペンでスマートフォンアプリの試用版を開始し、カンボジアで正式に配車を運営する最初の大手グローバル企業となった。


プノンペンポスト紙の記者が昨日、ウーバー社アプリで試乗したが、現時点では同社が提供するプロモーション・コードを通じてアクセスできるようになっているようだ。


領収書を見ると、基本料金は1ドルであり、距離と時間に応じて料金が上乗せされるようだ。

目的地に到着した時、現金払いかアプリに登録された銀行口座からの引き落としのどちらかを選ぶことができる。

これは、現金払いが主な決済手段となっている市場でウーバー社が適用している機能である。

アメリカに本拠置があるウーバー社は、世界中の570以上の都市で配車サービスを提供し、アプリを通じて乗客とドライバーを組み合わせているという。



プノンペンポスト紙の取材を受けたドライバーは、一昨日ウーバー・ドライバーとして登録したが、昨日ウーバー社のアプリを利用した乗客は一人のみであったという。

地元のタクシー会社のマークをつけたセダンを乗っているこの運転手は、タクシー会社に勤務し、ウバー社とカンボジアが国家所有するエクスネット・タクシー社を含む様々な配車サービスの契約社員としても務め、臨時収入を得ていると語った。

5月にカンボジアに子会社を登録したウーバー社は、カンボジアでの活動についてコメントを拒否した。

しかし、これは今年初めにミャンマーで支店を設立したことで、東南アジアにこの大手企業が進出していくことを表しているという。

配車サービスにおける同社のライバル企業はシンガポール系のグラブ(Grab)社とインドネシア系のゴージェック(Go-Jek)社などがあり、ウバー社はこの地域における競争の激化に直面している。

行政によると、ウーバー社の代表は運輸省のスン・チャントール氏と会い、同社のビジネスモデルと地元の規制について話し合った。

カンボジアには、世界の多くの国々と同様、配車サービスに特化した法律は制定されていないという。

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