カンボジア、チキン・エッグ・バナナの海外輸出を計画

カンボジア、チキン・エッグ・バナナの海外輸出を計画
2017年10月20日 00時00分 公開
カンボジア、チキン・エッグ・バナナの海外輸出を計画


地元の農産物の販売を促進するため、政府はチキン・エッグ・バナナの海外市場への輸出を開始する計画を発表した。

クメール語で「チェク・ポン・ムーン」と呼ばれるチキン・エッグ・バナナは、「musa aromatic」という学術名でも知られている。

ベン・サコン農業大臣は、「まず、このチキン・エッグ・バナナを全国市場のトップの1つにする必要があり、その後海外に輸出することができるようになる。」と述べた。

同氏は、チキン・エッグ・バナナは高品質で、通常の黄色のバナナよりも風味があると付け加えた。

サコン氏は、王立農業大学に対し、バナナの品質と貯蔵寿命を向上させるための研究を依頼した。

「王立農業大学の研究は、先祖たちによって伝承された農産物の改善と促進を目的としたものだ。そのうちの1つがチキン・エッグ・バナナだ。」とサコン氏は述べた。

「チキン・エッグ・バナナはカンボジア固有のバナナだ。他のどの国も生産していない。」

サコン氏によると、バナナの皮の中に含まれる水分量を増やすことが目標であり、それにより酸化を遅らせることができるという。

「バナナは皮がすぐに黒く変色してしまう。国際バイヤーはこれを敬遠するため、酸化の速度を遅らせ、製品の貯蔵寿命を延ばす方法を研究する必要がある。」

プロジェクトの第1段階は5,000ドルの予算が組まれている。同省は、農業と食糧安全保障分野の開発パートナーにこのプログラムに参加するよう求めている。

カンダール州でチキン・エッグ・バナナを栽培するソケア氏は、安定した販売市場があれば農家は生産を増やすことができると、今回のニュースを歓迎した。

現在カンボジアは、元々フィリピンから種子が持ち込まれ、モンドリキリ州で栽培されたイエローバナナを週に300トン輸出している。

カンボジアのイエローバナナの主な輸出市場は、中国、韓国、オーストラリアだ。

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