カンボジア、今回の選挙活動費用が倍増

カンボジア、今回の選挙活動費用が倍増
2017年06月25日 00時00分 公開
カンボジア、今回の選挙活動費用が倍増

今年の選挙活動において与党CPPは、野党CNRPの5倍の選挙活動費用を費やしたと言われているが、2012年の世論調査と比較すると、両党ともに支出は倍増したという。

このデータは6月4日の選挙を監視していた報告室から発表された。
 
データによると、CPPは今年の選挙運動で2,470万ドル、各地方で15,000ドルを費やした一方、CNRPは560万ドルで、各地方で3,500ドルを費やしたという。
 
2012年、CPPは総額1450万ドルで各地方に9,000ドルを費やした一方、CNRPの前身であるサム・ランシー党と人権党の総支出は約250万ドルで各地方に1,800ドル費やした。
 
フンシンペック党は今年、総額約45万ドルで各地方に500ドルを費やしたのに対し、2012年は総額28万ドルで各地方に200ドルを費やした。
 
カンボジアの自由で公正な選挙委員会の委員長で、報告室の職員であるコール・パンハ氏は、CPPは宣伝チラシ、ポスター、バナー、会合、選挙活動のための集会により多くの費用を費やしたと語った。
 
「多くの民主国では、選挙運動における支出という点で政党間の公平性が確保されるよう努めている」と述べた。
 
「党がどれだけの資金を持っているかに関わらず、多額の資金を使うことは許されていない。」
 
他の国々からの政治的干渉を避けるため、支出と事業者からの寄付に制限を加えると付け加えた。
 
海外の政党も、自由で公平な選挙方針に従って収入と支出を発表しなければならないとパンハ氏は述べた。
 


CPPの広報担当であるソク・アイサン氏は、その数字を否定し信頼性に疑問を投げかけた。
 
「2012年の前回の選挙運動は21日間にわたって行われたが、今年の活動期間はわずか14日間だったので、支出は比較的減少するはずだ。」と述べた。
 
「我々はこの数字を認めていない。彼らはどこからこのデータを入手したのか分からない。」
 
CNRPの広報担当者であるイム・ソヴァン氏は、CNRP支持者、地方候補者、議員、海外の後援者たちが寄付した約200万ドルを今年の全国選挙運動で費やしたと語った。
 
「我々の記録によれば、場所によるが各地方で約500~800ドルを費やした。都市と首都ではより高い費用がかかっており、平均でそれぞれ約1,000ドルかかった。」と述べた。
 
パンハ氏は有権者の信頼を築くため、政党の支出に対する透明性を求めた。国家選挙委員会はまた、政党の支出の監視を強化するべきだと付け加えた。


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