シアヌークビル港湾公社(PAS)がカンボジア証券取引所に上場へ

シアヌークビル港湾公社(PAS)がカンボジア証券取引所に上場へ
2017年04月25日 00時00分 公開
シアヌークビル港湾公社(PAS)がカンボジア証券取引所に上場へ


シアヌークビル港湾公社(PAS)は、翌月下旬にカンボジア証券取引所に上場する前に、株式公開(IPO)でいくらで株式を発行するのかを決めるために、昨日ブック・ビルディングを開始した。
 
CSXに上場すると、シアヌークビル港湾公社(PAS)は、プノンペン経済特区、プノンペン港湾公社、国際グランドツインズインターナショナル(カンボジア)とプノンペン給水公社に株式取引所に参入する5番目の企業となる。
 
ブックビルディングは、機関投資家からの需要に基づき、証券引受会社が新規公開株(IPO)価格を決定する方法だ。

証券引受人は、投資家からの注文を受け、希望する株式数と彼らが支払う価格を示すことで成り立つ。
 
シアヌークビル港湾公社(PAS)の唯一の証券引受会社であるSBIロイヤル証券会社の宗英一郎会長は、ブックビルディングは、「資産の増加や利益率を調査し、新規公開株(IPO)に対する投資意欲をより深く理解できる。」と述べた。
 
「SBIは、潜在的投資家の興味を測定するため、バンコク、シンガポール、香港での宣伝活動を予定している。」と話した。
 
その説明会に出席する投資家は、ブックビルディングへの応募資格が与えられ、入札株価を0.88ドルから1.29ドルの範囲で提示することができると彼は述べた。
 
また、「ブックビルディング方式は5月2日に終了する」と英一郎氏は付け加えた。
 
「すべての投資家にとって、最初の3年間で年間の配当金は、少なくとも5%保証されている。」と続けて述べた。
 
CSXによると、経済財政省を通じたカンボジア政府は、IPOの後PASの75%を支配する予定だという。
「シアヌークビル港湾公社(PAS)の従業員持株制度で従業員が2.5%の株を保有する一方で、公的投資家は22.5%支配することになる。」と付け加えた。
 
 PASのルー・キム・チャン所長は、IPOの収益は、国内のコンテナ倉庫と新しいコンテナ敷地を建設するための土地購入のために費やされると述べた。
 
募った資金はまた、港の生産能力を向上させるために新しいクレーン、トラック、トレーラーを購入に使われる。

「シアヌークビルは、ASEANの他の港につながる国の重要な港湾だ。支援が増えれば、より良い拠点になる可能性がある」と付け加えた。
 
 カンボジアの証券取引委員会のソ・ソヒート局長は、証券取引所に新しい会社が加わったことは、CSXの発展と投資家への信頼を反映していると語った。
 
 2016年12月の公共事業運輸省の報告によると、PASは貨物輸送量が前年比1.86%増、トン数は4.45%増で、390万トンとなった。
 
 国営企業は、2015年の利益は940万ドルから2016年の780万ドルに減少したと記録した。
 
 
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