新たなデリバティブ取引会社へのライセンス発行を一時停止に

新たなデリバティブ取引会社へのライセンス発行を一時停止に
2017年03月22日 00時00分 公開
新たなデリバティブ取引会社へのライセンス発行を一時停止に


カンボジアの市場取締官は昨日、現在の需要に対応するには4つの市場だけで十分だと主張し、デリバティブ取引会社へ新しくライセンスを発行することを一時停止すると発表した。

カンボジア証券取引委員会(SECC)は、3月20日に声明に署名し、昨日デリバティブ仲介会社の決済所として運営する企業の申請を受け入れないという。しかしながら、本来リスクの高い分野での取引行動は継続されるため、依然としてデリバティブ仲介業者の申請は受け入れられるだろう。

SECCのソク・ダラ副議長は、デリバティブ市場の現状から、4つのライセンスを持つ中央取引企業がすべての取引業務を行うだけで十分であると述べた。

同氏は「取引活動が将来さらに大きくなるようであれば、取引先企業の申請を再開することを検討する」と言う。

SECCが利益を得るため投資家により多くの選択肢を提供する金融商品を規制することを発表してから約10ヶ月後、昨年8月に最初のデリバティブ取引のライセンスを正式に付与した。加えて、4つのライセンスを有する中央取引所に、政府は6つのライセンスを付与した。

SECCでは中央取引所の場合、必要とされる資本は少なくとも最小で500万ドル、デリバティブ取引会社の場合25万ドルが必要である。

ダラ氏はカンボジアでのデリバティブ商品への投資する実際の人数や口座保有者数は知らなかったが、外貨、金、銀は少量しか取引していないと主張している。

Acleda Securities PlcのCEOのスヴァイ・ヘイ氏は、デリバティブ取引の新しい業者へのライセンス発行の一時停止は、金融商品の現在の需要を反映していると述べた。

同氏は「現在の状況では、取引は少ない」と言う。「より多くの事業の運営に許可を出せば、企業は利益を上げることはできないため、問題を引き起こすだろう」と語った。
 
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