日本からの支援でスヴァイリエン州病院改善計画進む

日本からの支援でスヴァイリエン州病院改善計画進む
2017年02月21日 00時00分 公開
日本からの支援でスヴァイリエン州病院改善計画進む




スヴァイリエン州衛生局は病院を拡張する事に意欲を示している。
拡張されれば、病院の収容能力が足りないことにより他の州に搬送されてしまう患者の数や外国やカンボジア国内の他の病院で治療を受けざるを得ない人の数が減少することが期待されている。

スヴァイリエン州衛生局のケ・ラタナ氏は病院の拡張工事の建設費用は900万ドルにのぼり、カンボジア政府が10万ドル、日本政府が他を負担すると明らかにした。

「地方地域では住民は基本的に州病院を利用する。スヴァイ・リエン州の住民だけでなく、カンポンチャム州やプレイ・ベン州の住民も利用している。おそらく、これは我々の病院の価格が他よりも安く、サービスの提供スピードが早いからだ。」とラタナ氏は話した。

3.135平行メートルの新棟の建設は5月に完了する見込みだ。X線装置や超音波検査室、救急処置室、手術室、減菌消毒室、集中治療室などの最新の医療技術が日本から導入されることが予定されている。

また、日本政府は日本から医師も派遣することを予定している。日本から派遣される医師はカンボジア人医師育成や医療補助を担当する。さらに、カンボジア人医師は日本でのトレーニングに参加することになっている。

同病院には現在、171人のスタッフがおり、168台のベッドが装備されている。新棟の建設にあたり、新たに30人のスタッフを募集している。2016年、同病院は2万人の外来患者と1万5千人の入院患者を対応した。

「新棟が完成すれば他の地域にある全国レベルの病院への患者搬送率が減少するだろう。また、特に国境付近の人など、地方都市の人々にはベトナムなどの病院ではなく、この病院を利用することを促せるようになるだろう」とラタナ氏は話した。

今回新棟建設を行う、レファラル病院の院長であるダラ氏は新棟が完成すれば現在の病棟の負担軽減されると期待を示した。

「新棟の建設でスヴァイリエン州の人々には大きな恩恵がもたらされるだろう。現在、ベットの稼働率は100%を越えており、入院患者に対する医療機器やスペースが減少しているからだ。」と同氏は話した。

ダラ氏はクメールズタイムズに対し、新棟建設で患者の満足度の向上や罹患率と死亡率の減少、利用率の増加、患者移送数の減少を期待していると話した。

今回の建設プロジェクトのプロジェクトマネージャーであるハシモト氏は昨年建設を開始するまで、2年間建物や土地の調査が行われたと話した。

「我々は2016年の建設開始まで実行可能な調査を2年間実施した。新棟建設は水準に基づき建設されており、強度を確保している。」

「建築資材はカンボジアで購入されており、建築が終了次第、医療機器が日本から輸入される」とハシモト氏は続けた。


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