来年1月からカンボジアココン州で新たな国際空港を建設

来年1月からカンボジアココン州で新たな国際空港を建設
2017年06月23日 00時00分 公開
来年1月からカンボジアココン州で新たな国際空港を建設


国家航空局事務局(SSCA)の報道官によると、来年1月からココン州に国際空港を建設する予定だという。
 
カンボジア政府からTianjin Union Development グループ(UDG)に委託された45,000ヘクタールの土地の一部に建設される空港は中国のTianjin Union Development グループ(UDG)の支援を受けており、その土地では同グループの沿岸プロジェクト(Dara Sakor Seashore Resort)と、 その他関連した開発が行われる。
 
 
国家航空局事務局(SSCA)の報道官シン・チャンセレイ・ブサ氏は、空港からの開発は三段階に分けて建設されるとプノンペンポスト紙に語った。
 
第一段階は2018年1月に3億5000万ドルの建設費用をかけて開始される。
 
建設の土台はすでにできているが、雨季の間は建設を一時中止する。ブサ氏は雨季が唯一の障害だとしている。
 
「国際空港の建設は雨季のため遅いペースで進んでいるが、同社はこの機会を利用して空港のデザインを完成させた」と同氏は述べた。
 
 
 
ココン州のBotum Sakor地区で、750ヘクタールの土地を使い独自性のある国際空港が建設されることを期待している。
 
ブサ氏は加えて、建設の第一段階が2年半の間に完了すれば、空港は中型飛行機を受け取ることができると述べた。
 
ただし第一段階が完了した後に空港がどのくらいうまく機能するかによって、第二段階、第三段階の建設予定が決まるため、それらの具体的な時期はまだ決まっていない。
 
同氏は、プロジェクト全体の総投資額は5億ドル以上に及ぶと予測している。
 
また、UDGのプロジェクトの総額が38億ドルと予想されるため、環境省は空港周辺の環境に対する影響調査の監督を任命された。
 
それにもかかわらず、環境省の影響評価部門の責任者ダン・スレイ氏は、UDGが雇った環境影響評価会社から報告を受けていないと述べた。
 
一方、国土交通省の広報担当スン・ロット氏は、ココン空港のプロジェクトに関する情報は報告されていないと述べ、そのことについて州知事に連絡するとプノンペンポスト紙に語った。
 
しかし現在、ココン州の知事はまだ決まっておらず、新しい知事は今週末に公式発表される予定だ。
 
カンボジア商工会議所の顧問であるホ・バンディ氏は、空港プロジェクトだけでなく、UDGに委託された土地も大規模なものだと指摘した。
 
45,000ヘクタールの土地には2つの地区が含まれており、それはBotum Sakor地区とThmor Bang地区である。
「これは中国にとっても大きな投資となる」という。
 
同氏は続けて、「これは信じられないほど高額な投資だが、この投資はココン州での航空輸送を促進するのに役立つ」と述べた。
 
この地域は、タイのチャンボリー州とトラート州との合流地点であり、ココン州は今後その輸送ルートを提供し、両者の商業関係をより良くしていくのにも役立つ。


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