2017年のカンボジアの電力輸入量は減少か

2017年のカンボジアの電力輸入量は減少か
2017年01月31日 00時00分 公開
2017年のカンボジアの電力輸入量は減少か




国営企業であるEDC(Electricite du Cambodge)が月曜日発表した報告書によると、カンボジアの水力資源への投資による国内電力生産量の増加が背景に、カンボジアの近隣諸国からの電力輸入量は今年、減少するという。

EDCの報告書では2016年にカンボジアが海外から購入した電力量は前年に比べ25%下落したと明らかにされた。EDCは国内電力生産量が昨年、19.8%増加たことを背景に、今年の電力輸入量は2016年に比べさらに20%減少するとの見方を示した。

2016年、国内では1,592メガワットの電力が生産され、2017年は1,732メガワットの電力が生産されるとEDCは予測している。

カンボジアには6つの水力発電所と石炭発電所が1つある。

「現在、カンボジアはベトナムやラオス、タイを含むすべての近隣諸国から電力を輸入している」とEDCの報告書には記載されている。

「2016年、カンボジアは135.5メガワットの電力をタイから、227メガワットをベトナムから、4メガワットをラオスから購入した。」とも報告書では明らかにされている。

EDCの会長であるノリン氏はシハヌークビル州に作られた新しい石炭火力発電所は4月に稼働を開始し、135メガワットの生産が可能になると話した。

「これで国内の需要を満たし、海外からの電力輸入への依存度を減らすことができるだろう」おノリン氏は話した。

ノリン氏は地方部へ送電を完了させた政府の努力も賞賛した。

「国内の216万人の消費者のうち、86%に値する186万人は現在、国営会社が供給する電力を使用することができている」とノリン氏は話した。

「国内には14,073の村が点在している。また2020年までに政府は送電設備をすべての村に導入することを計画している。」とノリン氏は続けた。

またノリン氏は、近年、電力料金が下落していることも強調した。数年前1キロワット時あたり0.5ドルであったのが、現在610リエル(0.15ドル)になっているという。

昨年11月、アメリカのボストンを拠点とする多国籍複合企業であるゼネラル・エレクトリック社が2035年までに二酸化炭素排出量を年間で300万トン削減し、電力供給率を100%にするというカンボジアの目標達成を支援する為に政府と協力することに興味を抱いていることを明らかにした。

「我々はカンボジアの電力生産量を増加させるために鉱工・エネルギー省と協働する。正しい技術をカンボジアにもたらし、カンボジア技術力を高めるために、より多くの投資をしたい。我々は最善の技術をもたらすことができる。」とゼネラル・エレクトリック社のASEAN地域代表であるヴァン氏は話した。

EDCのノリン氏は、カンボジアの電力部門への投資は昨年、民間企業と政府機関を含め、31.8億ドルであったと話した。

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