シェムリアップの新空港建設、選挙後に再開へ、利権は中国か

シェムリアップの新空港建設、選挙後に再開へ、利権は中国か
2018年07月17日 00時00分 公開
シェムリアップの新空港建設、選挙後に再開へ、利権は中国か


シェリムアップ州の新たな空港建設工事は今月末に行われる総選挙後に再開されるとプロジェクト責任者が明かした。

今回のプロジェクトを担当している中国国営投資会社Yunnan Investment Holdings Ltd.,のZou Yuhui副社長はカンボジア国営通信AKPに対し、シェムリアップ州の新しい空港の建設工事は総選挙後に再開されると語った。

同副社長は工事における空港内の一部の施設建設には既に数ヶ月間取り掛かっていると述べた。

同副社長はプロジェクトの竣工時期についての明言は避けた。

16日、カンボジア民間航空庁の広報担当であるSin Chansereyvutha氏は、工事の進捗状況を把握していないと述べた。

同氏は「プロジェクトを請け負っている会社は地方の担当機関と協力しながら工事を進めているため、我々は詳しい進捗状況を把握していない」と語った。

建設工事には10億ドル(約1100億円)の費用がかけられ、空港はシェムリアップ州郊外の750ヘクタールの土地に建設されるという。2、3年以内に竣工が目指されているという。

空港の建設は3段階の手順を経て行われるという。まず第1に会社が5億ドル(約550億円)を投資し、第2にボーイング737やエアバスA320などの中型サイズの航空機が着陸できるように滑走路を設計し、第3にさらに3億ドル(約330億円)を投資し調整を行うという。

2017年10月、カンボジア政府とYunnan Investment Holdingsの間で覚書が締結され、今回のシェムリアップ州における新たな空港の建設が決定した。覚書の中には、カンボジア政府がBOT方式で中国企業に利権を与え空港の運営と管理を55年間委託するという内容が盛り込まれているという。

出典:KhmerTimes

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