カンボジアの大手米輸出業者の一つであるアムルライスは今年、カンボジア国内にある数十の農村から総額1700万ドル(約19億円)にのぼる、約5万トンの米を購入する予定だという。
<写真提供:KT/Chor Sokunthea>
アムルライスの最高経営責任者であるSong Saran氏は、有機農法で栽培された米を9つの州にある計56の農村から買い取る契約農業を行うと述べた。
今回の投資額の大部分を占めるコンポントム州では20の農村から1万2000トンの米を購入する予定であるという。先月、同氏はクメールタイムズの取材に対して、同州の20の農村では納品予定の米1万2000トンのうち約40%をすでに納品したと語った。
アムルライスが米1トンあたりに支払う額は、280ドル(約3万円)〜400ドル(約4万5000円)で、米の品質によって価格が変動するという。
コンポントム州の農業部長であるThiv Vanthy氏はクメールタイムズの取材に対して、アムルライスと契約している農村は今年、3万トンの米を生産することを目指していると語った。
「我々、特に農家は契約農業のおかげで多くの利益を得ることができる。常に米を購入してくれる買い手がおり、申し分ない価格で米を販売することができるので、農家にとっては大変嬉しいことだ」と同氏は述べた。
コメ輸出団体のためのワンウインドーサービス事務局(SOWS-REF:Secretariat of One Window Service for Rice Export Formality)が発表した報告書によると、2018年1月〜10月の間で、カンボジアは43万4807トンの米を輸出し、昨年同時期比で約5万7300トン減少したという。
中国はコンポントム州から最も多くの米を輸入しており、2018年1月〜10月の間で11万トン輸入した。
出典:KhmerTimes
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