フン・セン首相、人権や表現の自由を促進か

フン・セン首相、人権や表現の自由を促進か
2018年12月11日 00時00分 公開
フン・セン首相、人権や表現の自由を促進か

<12月10日、今年で70周年となる人権の日を祝福するフン・セン首相(写真提供:Facebook)>

 

12月10日、フン・セン首相は今年で70周年となる人権の日を祝福し、国を挙げて人権や表現の自由を促進すると述べた。

 

同日、フン・セン首相は自身のFacebookページでカンボジアでは毎年12月10日を人権、表現の自由、平等、個人の尊厳を促進する人権の日と定めていると投稿した。

 

同首相によると、クメールルージュ政権の時代、人々は生存権、医療を受ける権利、教育の権利、結婚の権利といった人権を奪われていたという。

 

「大量虐殺を行なっていたポル・ポト政権では、国民からあらゆる権利を剥奪し、若者から年配者も含む国民に重労働を課していた。3年8ヶ月と20日で300万人の人々が虐殺され、医療処置を施されずに死亡した」と同首相は綴っている。

 

同首相によると、クメールルージュ政権が1979年1月7日に崩壊し、国民が人権と自由を取り戻してから、カンボジアを発展させるために自由選挙が行われたという。

 

12月10日、市民社会組織に対して人権の日を記念してプノンペンの道路を行進することを禁止した。

 

自由広場で非公式経済独立民主主義協会のVorn Pao会長は、人権は完全に尊重されているとはまだ言えないと述べた。

 

<人権の日を記念して自由広場に集まった約500人の活動家、農家、労働者、連合、市民社会組織(写真提供: KT/Mai Vireak)>

 

非公式経済独立民主主義協会は、カンボジア開発評議会の前を流れる河川のほとりにある自由広場での会合を禁止されたことを受け、「政府が完全に人権を尊重していないので自由は規制されている」と同会長は述べた。

 

出典:KhmerTimes

 

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