韓国Camko City計画、裁判延期に

韓国Camko City計画、裁判延期に
2019年06月17日 00時00分 公開
韓国Camko City計画、裁判延期に

<韓国国会のChun Jae-Soo議員が控訴裁判所の前で記者団に語っている様子>


14日、控訴裁判所は、韓国の投資計画の1つである、プノンペンの郊外に位置するCamko Satellite Cityの開発に関して物議を醸している訴訟の裁判を延期した。

 

訴訟は2016年6月に提起されたもので、裁判所は第一審と第二審いずれも原告を支持していた。しかし、最高裁判所はこの訴訟を2回再審し、現在は控訴裁判所で継続中である。

 

弁護人は法廷に姿を表したものの、5人の裁判官のうち2人が欠席したため、Seng Sivutha裁判長は6月27日まで審問を遅らせることを決定した。

 

同裁判長は、「裁判官のうち1人は病気でもう1人は母が亡くなった為、裁判を欠席した。突然の出来事で、代わりの人を見つけることができず裁判を延期さぜる状況になった」と言う。

 

在カンボジア韓国大使のNakyoung Oh氏や韓国人検察官、釜山からの代表者とともにChun Jae-Soo議員が裁判所に出廷した。

 

記者の取材に対し、Chun Jae-Soo議員は、この訴訟は民間企業に関するものではなく、韓国とカンボジアの両政府に関係していると述べた。

 

同氏は、「裁判官には、韓国人3万8000人の雇用を守ってほしい。私自身も韓国国民の一員として、韓国預金保険公社(KDIC)と協力して、Camko City計画の問題を解決する。」と話した。

 

Camko City計画は、2005年に韓国のLandmark Worldwide(LMW)社とLee Sang-hoo氏の率いる現地の建設業者のWorld City社によって開始された。プノンペン北西部の120haの土地に高級住宅地を建設するために、プノンペン市と協力して行われていた。
 

同氏は、LMW社は資本が非常に少ない為、韓国のSBIホールディングスのSBI貯蓄銀行に依存していると述べた。

 

同氏は、LMW社はSBI貯蓄銀行やその他の企業や投資家から2,500億ウォン(約229億円)程を借り入れた。2019年5月現在の利息を含めて借入金が6,500億ウォン(約595億円)に達した。

 

同氏は、2010年から、Lee氏は借りたお金を全く返済していない為、SBI貯蓄銀行の約38,000人はまだ配当を受け取っていないと言う。

 

同氏は、「Lee氏は国際刑事警察機構に逮捕され、韓国に送還されている」と付け加えた。この問題は、韓国の国会、政府、そして司法機関からも注目されてると話した。

 

文書によると、訴訟では契約は打ち切られるべきで、韓国預金保険公社はWorld City社の投資額の60%をSBI貯蓄銀行からLee氏に返還すべきだと主張している。

 

記者の質問に答え、Jae-Soo議員は今回の問題に対処するためにフンセン首相と会談する予定だと述べた。

 

同氏は、「フンセン首相は、2019年11月に韓国で開かれるASEAN会議に出席する予定だ。昨年4月、韓国の文在寅大統領もフンセン首相にこの問題を取り上げた。」とは述べた。

 

「カンボジアと韓国は長い間友好関係がある為、早く解決策を見つける必要がある」と述べた。

 

当初のCamko City計画は、2005年から2018年の間に6段階のステップを踏んで新しい都市を建設する予定だった。現時点で、最初の段階はまだ終了していない。

 

 

出典:KHMARTIMES

 

関連記事

 

[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories