<アメリカワイオミング州中部のDave Johnson火力発電所の様子(ウィキペディア/ Greg Goebel)>
先週、カンボジア最大の複合企業であるロイヤルグループ(Royal Group)社はプレアシアヌク特別市(Preah Sihanouk)で700MWの火力発電所を稼働させることが実現的に可能か調査する許可を得た。
18日、鉱山エネルギー省の代弁者、Victor Jona氏は、鉱山エネルギー省のSuy Sem大臣とロイヤルグループ社のKith Meng会長の間で行われた会議で、この調査を進める許可が与えられたと述べた。
同氏によると、ロイヤルグループ社はすでに計画の実現可能性調査を終えているが、カンボジアの現在の問題を考慮して、同社は火力発電所の規模を450MWから700MWに拡大するよう求めた。 同氏は、拡大にあたって実現可能性調査が改めて必要であると述べた。
政府は同社に450 MWの火力発電所を調査することを認めていたが、近年、国の電力需要が増加してる為、同社は発電所の出力容量を変更すると決めた。
同氏は「出力容量の変更により、新たな調査が必要である。」と述べた。
調査完了まで18〜20ヶ月かかる。 その後、調査結果を政府に提出する。 政府は、全国の電力系統が適切な料金で販売されているか調査する必要があると同氏は続けた。
同氏は「今年、深刻な電力不足に直面した。 その為、投資家の更なる資本が求められる」と述べた。
「水力発電と異なり、火力発電所は一年中安定した電力源である」と付け加えた。
同氏は、プレアシアヌク特別市で行われる計画の場所に関する情報を明らかにしていない。
マレーシアに本社をおく、Universal Holdings社の子会社であるCambodian Energy社(CEL)は、プレアシアヌク特別市に2基の50MW火力発電所を稼働している。 同社は10月に完成予定の150MWの発電所を建設している。
CIIDG Erdos Hongjun電力は、プレアシアヌク特別市に135MWの火力発電所を3つ稼働している。
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