プノンペン市役所、PassAppとドライバーの交渉を要請

プノンペン市役所、PassAppとドライバーの交渉を要請
2019年07月05日 00時00分 公開
プノンペン市役所、PassAppとドライバーの交渉を要請

<PassApp社のドライバーは、運賃の引き下げが生活に影響を与えることを心配している。( KT /パンラチャナ)>

 

プノンペン市役所は、PassApp社に所属する300人の三輪タクシー運転手が同社に対して料金引き下げに抗議し、請願書まで提出した件について、双方で解決策を交渉する様に呼びかけた。


4日、約300人のドライバーがRussey Keo地区のTuol Sangke II自治区にあるPassApp社のオフィスの前で3回目の抗議を行い、約0.30ドルの最低運賃を維持し、予定していた0.25ドルまで引き下げないよう訴えた。

 

プノンペン知事Khuong Sreng氏は、Russey Keo地区のChea Pisey議員と共に7日の抗議を視察し、双方に交渉を要求した。

 
「我々は、双方が平和的解決策を交渉の中で見出す事を望んでいる。運転手たちは、通常通り営業を続けてほしい。」とSreng氏は述べた。

 

PassApp社のマーケティング担当Luy Lavy氏は、同社は交渉の準備はできているが実際には時間がかかるという。関係省庁が公正な競争を行うことができるよう、すべての乗車歓迎サービスに料金制限を設定しているためだと続けて指摘した。


「企業間での価格競争を避けるために、PassApp社は、関係省庁がすべての企業に価格制限の設定を行う必要があると提案した」と同氏は述べた。

 

同氏は、運賃引き下げには消極的だが、他の乗客運行サービスと競う為には運賃を引き下げなければならない。競合他社は低い賃金を設定しており、同様にしなければ顧客損失に繋がると続けた。


「顧客は、安い運賃やプロモーションを求めているので、PassApp社も運賃を引き下げなければならない」と同氏は述べた。

 

4日、ドライバーのChhim Rasmeyさん(35)は、これまでは20ドル(約2200円)〜30ドル(約3200円)程の金額を稼ぐことができていたと語った。

 

「現在は、場合によって、1日に10ドル(約1100円)しか稼ぐことができず、ガソリンやその他の経費に費やさなければならないため、生活費を支えることが厳しいと言う。現在の1キロメートルあたり1,200リエル(約30円)は、すでに低運賃だ。」と同氏は言う。


「運転手と顧客は現在の運賃を受け入れているが、会社はさらに引き下げることを考えており、運転手たちは受け入れることができない」と同氏は付け加えた。

 

別の運転手、Sam Momさん(24)は、最近のプノンペンの交通量で長距離であれば運転手の生活は楽になると語る。

 

「時々、10キロ〜15キロメートルの距離を運転する。そして渋滞に捕まり路上で長時間を過ごす。それでも1万リエル(約50円)程度しか得ることができない。すでに格安だ。」と同氏は言う。

出典:KHMARTIMES

 

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