カンボジア運輸省は年次報告書の中で、2018年は前年と比べ多くの道路改修工事を行なったと発表した。
9日、年次報告書が発表され、2018年運輸省は合計9671キロにおよぶ国道や地方道などの道路の改修工事を行なった。2017年に改修工事が行われた道路の長さは8380キロだったという。
2018年、同省は合計1億1580万ドル(約120億円)を道路改修工事費用に充てた。カンボジア国内にある舗装道路の総距離は1万6292キロだという。
報告書によると、改修工事を行なった道路は洪水や過積載トラックによる損傷を受けたという。
10日、Sun Chanthol運輸大臣は、運輸省は国民に道路の損傷状況を報告してもらえるようにRoad Careアプリを導入したと述べた。
同アプリは昨年運用が開始され、国民の誰もが利用して損傷状況を報告できるという。
Chanthol運輸大臣は「導入したアプリが驚くほど便利で、非常に速度が早い。アプリの使い方は改修すべき道路を見つけた人が写真をとり、それをこのアプリに送るだけだ。送られてきた情報を我々が確認し、改修工事の計画を立てる」と語った。
同大臣は同省の年次会議で、アプリに近々新たな機能が追加され、交通事故を国民が報告できるようにもなる予定だと述べた。
Aun Pornmoniroth財政大臣は年次会議に出席し、運輸省が昨年行なった改修工事で国民の暮らしは便利になったと述べた。
同大臣は「道路や橋、鉄道などの交通インフラが整備されることは、経済成長を促進させて貧困を減らし、国民の生活水準を上げることになる。道路や橋は国内全国にあるため、それらが改善されれば国民が旅行をする際に便利になり、また物資の輸送が楽になる」と語った。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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