9日、フン・セン首相は署名済みの書簡を公表した。書簡によると、カンボジア政府は今後、カンボジアに帰化し、省庁など公的機関にアドバイザーなどとして関わる外国人に対して外交旅券(外交パスポート)を発行しない方針だという。
フン・セン首相は、過去にカンボジア国籍を取得した外国人が省庁の顧問やアシスタントを務めていたことがあり、そのうち何人かは政府から外交旅券を受け取っていたと述べた。
書簡によると、今後外交旅券はカンボジア生まれのカンボジア人しか受け取ることができなくなるといい、唯一の例外は政府が特別に指示を出した場合のみだという。
フン・セン首相は外務省に対して、どのカンボジア国籍の外国人に外交旅券を適用するかを決定し、適用される者を報告するように指示を出した。また、内務省に対しては、出入国の際に提示された外交旅券が適用可能かどうかを確認するように求めた。
13日、外務省広報担当のKet Sophann氏は今回の件に関してコメントを控えた。
先週発表された香港の英字新聞South China Morning Postの報道によると、タイの元首相インラック・シナワトラ(Yingluck Shinawatra)氏が香港市内で法人登記をするためにカンボジアパスポートを取得していたという。
しかし、カンボジア政府はインラック元首相に外交旅券を発行した可能性を否定した。
13日、内務省事務次官で戸籍課担当のMao Chandara氏は、今回の件に関してコメントを控えた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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