トボンクムン州で高齢男性、狂犬病で死亡

トボンクムン州で高齢男性、狂犬病で死亡
2019年03月01日 00時00分 公開
トボンクムン州で高齢男性、狂犬病で死亡

2月26日、トボンクムン州で高齢男性が狂犬病で死亡した。男性は2ヶ月前に犬に噛まれていたが、すぐに治療を受けなかったという。


亡くなったのはOu Reang Ov地区Pratheatコミューンに住むTim Hengさん(58)で、Hengさんは昨年の12月25日に飼い犬と遊んでいるときに噛まれたという。


28日、同コミューン代表のTry Pov氏は医師がHengさんが狂犬病で死亡したことを確認したと話した。


同代表は「Hengさんの身内の方によると、Hengさんは飼い犬と一緒に遊んでいる際に飼い犬に腹部を噛まれたという。Hengさんは軽く噛まれただけだと思ったため、ワクチン接種は行わなかったようだ」と語った。


先週、Hengさんは狂犬病の症状が見られたため医師のもとへ行ったが、医師はもう手遅れだと告げたという。


28日、地区警察のColonel Meng Lay長官は、コミューンや地区当局が市民に狂犬病に関して注意を呼びかけたところで、市民は犬や猫に噛まれても治療を受けようとしないと話した。


「皆、犬や猫に噛まれた当初は何の問題もないと感じる。そして、実際に狂犬病の症状が出てから医師のもとへ行くが、そのときにはすでに手遅れなのだ」と語った。


同長官は国民に対し、ワクチンは犬や猫に噛まれた後すぐに打つ必要があることを認識してほしいと呼びかけた。


28日、トボンクムン州保健部門事務次官のChhorn Mony氏は、同部門は市民に狂犬病について調査を行い、また情報を届けるために担当グループを立ち上げたと話した。


同事務次官は市民に対して狂犬病を持っている可能性のある動物と一緒に遊ばないように呼びかけた。


また、同事務次官は、犬や猫に噛まれた者は全員、噛まれた後すぐに紹介病院か民間クリニックに行って治療を受けるべきだと話した。


カンボジア保健省によると、狂犬病は犬や猫、コウモリ、猿を含む飼っている動物や野生動物に感染するウイルスがもとでかかる病気だという。カンボジアでは主に犬に噛まれた際に人間も感染する。保健省は、狂犬病は致死的な病気で、噛まれた人はその直後に適切なワクチンを接種しないと死亡するという。

 

出典:KhmerTimes

 

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