20日、日本政府は病気をもつ子どもたちへの支援を目的として、州保健局とAngkor病院に資金援助をすることに合意した。
今回合意したの援助総額は265,348ドル(約3000万円)で、ウドンメンチェイ州とモンドルキリ州にある病院と地方保健局の代表らと堀之内秀久駐カンボジア特命全権大使により署名された。
シェムリアップ州にある病院には、小児集中治療室に医療機器を設置するため86,945ドル(約950万円)が援助される予定だ。援助金は換気装置2台、心臓モニターと血液ガス分析機器の購入に充てられるという。
ウドンメンチェイ州保健局にはTrapaing Prasat保健センターに10部屋増築することを目的として89,278ドル(約1000万円)が援助される予定だ。
モンドルキリ州保健局には、Memang保健センターの新病棟のため89,125ドル(約1000万円)が援助される予定だ。新しい病棟は、地元住民約6,300人に妊産婦医療を提供することを目的としているという。
堀之内大使は、今回のプロジェクトがカンボジアの医療部門をより良くすることを願っていると話した。
「日本政府は、カンボジアの子供たちを助け、ウドンメンチェイ州とモンドルキリ州の保健局の建物を改善することを目的として今回のプロジェクトを承認した」と同氏は述べた。
アンコール小児病院長であるNgoun Chanpheaktra氏は、約900人の子供たちが助成金の恩恵を受けられると述べた。
「助成金により医療機器の設置が可能になるので、病院の収容能力が維持、改善することが期待されている」と同氏は述べた。
ウドンメンチェイ州保健局部長のKhlok Huot氏は、Trapaing Prasat保健センターは修理が必要とされているという。
「助成金はこの地域のおよそ1万9900人に恩恵をもたらすと期待されている」とKhlok氏は述べた。
日本はカンボジア保健省にとって最大のパートナーだ。
1991年以来、日本政府はカンボジア全土の地方自治体とNGOに対し、保健プロジェクトを実施するため6000万ドル(約70億円)以上を提供してきた。
出典:KHMER TIMES
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