<コンポンスプー州のOudong地区にある60MW発電可能な太陽光発電所の様子(写真提供: EDC)>
5日、鉱工・エネルギー省は、SchneiTec Renewable社によってコンポンスプー州に建設されたカンボジアの最新の太陽光発電所が竣工し、既に稼働を開始していると発表した。
鉱山局長のVictor Jona氏によると、コンポンスプー州のOudong地区に建設された、200ヘクタールの広さを誇る同発電所では、60MWの発電が可能だという。
4月、中国と現地企業との合弁会社であるSchneiTec Renewable社は、プロジェクトの第1段階が完了し、20MWの電力を国内で既に供給したことを発表した。
SchneiTec Renewable社の太陽光発電所は、2018年にスヴァイリエン州のBavetに建てられた10 MW発電可能な太陽光発電所に続き、カンボジアで2番目の太陽光発電所となった。
カンボジア政府は今年初めに電力不足に陥り始めて以来、多くの再生可能エネルギープロジェクトを承認した。
「太陽エネルギーや他のグリーンエネルギーは環境を汚染しないため、優先事項だ」とJona氏は語った。
先月、イベントで講演したカンボジア電力公社(EDC)のKeo Ratanak事務局長によると、カンボジア政府は太陽エネルギーへの投資を2019年に12%、今後3年間で20%増加させることを目標としていると語った。
先月、ポーサット州、バッタンバン州、ボンティアイミアンチェイ州およびスヴァイリエン州に総容量140 MWに及ぶ、4つの太陽光発電プロジェクトを承認することが閣僚会議で発表された。
昨年、カンボジアの総エネルギー出力は2175 MWに相当し、水力発電は約62%の1330 MWを占め、化石燃料発電は約36%の780 MWを占めた。
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