フンセン首相、ヨーロッパ訪問に関する批評を非難

フンセン首相、ヨーロッパ訪問に関する批評を非難
2019年10月24日 00時00分 公開
フンセン首相、ヨーロッパ訪問に関する批評を非難

<23日、演説を行うフンセン首相の様子(写真提供:KT/Khem Sovannara)>

 

23日、フンセン首相は最近の東ヨーロッパ諸国訪問を精査した批評家を非難した。

 

 
今月初め、フンセン首相は代表団と共にチェコ、ブルガリア、ハンガリーを訪問した。
カンボジアの民主的な問題を踏まえて現在、欧州委員会で見直しが検討されている「武器以外すべて(EBA)」貿易協定を保持することについて、各国代表の支持を得られたという。

 

23日、フンセン首相は出席したプノンペンの大学卒業式の場にて、一部の批評家が今回の東ヨーロッパ訪問はカンボジアがEBA状態を維持するために、ヨーロッパ連合を対立させる目的だと批判していると述べた。

 

 
「一部の批評家は東ヨーロッパ諸国へ援助を依頼したので西ヨーロッパ諸国と対立する構図になると述べている。なぜそんな事が起こり得るのだろうか?我々は東西ヨーロッパ双方から受け入れられている。カンボジア政府の正当性は明らかだ」とフンセン首相は話した。

 

18日、追放処分を受けている政治アナリストのKim Sok氏はインタビューでフンセン首相は東ヨーロッパとアセアンの支援を求めたと述べた。

 

フンセン首相はカンボジアの民主主義を改善させる事なく、ヨーロッパ諸国から正当な評価を獲得しEBA状態を維持したいと考えていると同氏は述べた。

 

23日、フンセン首相は卒業式の場で海外から見たカンボジア政府の正当性について強調した。

 

来年、第13回アジアーヨーロッパ・サミットがカンボジアで開催されるがヨーロッパ諸国は全て参加予定だとフンセン首相は述べた。

 
「28ヶ国のヨーロッパ諸国を含む53ヶ国の代表団のために455台の車両を購入予定だ。ドイツやフランスの様な国もカンボジアとの協力関係を表明している。ヨーロッパの多くの銀行がカンボジアとの連携を約束している。ヨーロッパ諸国とはなんの問題も無い」とフンセン首相は続けた。

 

日本、ドイツ、アメリカの新任大使からの表敬訪問依頼も受けているとフンセン首相は述べた。

 

「ヨーロッパ諸国はフンセン政権と協力しているということを理解すべきだ。その理解ができなければ勉強不足だと言わざるを得ない。開催予定のアセアン会議で私はカンボジアを代表してスピーチを行う。」とフンセン首相は語った。

 

23日、CPPの広報担当であるSok Eysan氏は追放処分を受けている政治アナリストのSok氏について政府の批評を行い利益を得ようとしていると述べた。

 

“Kim Sok always makes useless comments against the government so he can be exiled overseas – he had no logical reasoning to back his claim,” Mr Eysan said. “Who would believe in him? We all see that the government was legitimately elected during the 2018 National Election. Prime Minister Hun Sen is recognised by countries around the world.”
「Kim Sok氏は政府に対して無意味な批判を繰り返すため、国外追放の可能性もある。同氏の批判には論理的な根拠が無い。彼を信じる人はいない。2018年の国内選挙で政府は正式に国民によって選ばれた事は明白だ。フンセン首相は世界に認められている」と同氏は述べた。

 

出典:KHMER TIMES

 

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