Uber、プノンペンでの正式運用へ トゥクトゥクでの運用も視野に

Uber、プノンペンでの正式運用へ トゥクトゥクでの運用も視野に
2017年09月28日 00時00分 公開
Uber、プノンペンでの正式運用へ トゥクトゥクでの運用も視野に


世界最大の配車サービスであるUberは、3ヶ月近くの試運用を経て、正式にプノンペンでの運用を開始した。Uberの代表者は、配車サービスを運用するための規制枠組みについて政府と緊密に協力していると語った。

Uberのアジア太平洋地域の最高執行責任者のブルックス氏は、カンボジアでの公式運用は78カ国目であり、「東南アジア全域で継続的な勢いを示している」と述べた。

同氏は、Uberの完全な運用は、渋滞を解消し、運転手にも利益をもたらすため、社会全体にプラスの影響を与えると語った。

「Uberの技術は、世界中の都市、特に東南アジアの人々が今までよりずっと効率的に移動できるような社会に変ええた。」

ブルックス氏は、カンボジア政府もUberのカンボジア市場への参入を強力に支援していると評価し、一方で米国に本拠を置く同社が、すでに配車サービス規制を実施している国で事業を開始した最初の例の1つであると付け加えた。

Uberは、規制問題や既存のタクシー産業からの反発をはじめ、多くの国々でハードルに直面してきた。

昨日のカンボジアでの運用開始イベントに出席した政府関係者も、Uber社自身も、新規制枠組みの詳細を明らかにすることはなかったが、草案作成に関する情報によると、現在会社に所属している運転手が、既存の労働契約に違反することなく、補足的な収入をえるためにUberの運転手を勤められるような仕組みが目指されるという。

また、公共事業運輸省は、Uberが有効な運転免許証や車両登録等を確認するための手続きを合理化したと公表した。

公共事業運輸省長官であるフェン氏は、Uberとの6カ月間の協力により、安全で信頼性の高い現代型交通システムの実現に向けた政府の役割を示しながら、「共有モビリティ」規制を作成することを示した。

「Uberの立ち上げは、政府と産業界が共同で新技術を運用する方法を示している」と同氏は語った。


Uberがカンボジア市場に参入しても、Exnet、iTsumo、PassAppなどカンボジアの既存の配車アプリに乗り遅れる可能性がある。Uber社はまた、東南アジアで最大の配車プラットフォームであり、他の地域市場でも激しいライバルであるGrab社との厳しい競争に直面する可能性もある。Grab社は、カンボジアでのサービス開始を表明したが、日付は発表していない。

Uberのプラットフォームは現在タクシーに限定されているものの、同社は配車サービスをトゥクトゥクやバイクにまで拡張することを検討していると付け加えた。

Uberは6月にプノンペンでモバイルアプリケーションの試運用を開始し、一部のユーザーに対し無料版を提供していた。

http://www.phnompenhpost.com/




 
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