サンボー・プレイクック遺跡、世界遺産登録直後に値上げを発表し非難

サンボー・プレイクック遺跡、世界遺産登録直後に値上げを発表し非難
2017年12月15日 00時00分 公開
サンボー・プレイクック遺跡、世界遺産登録直後に値上げを発表し非難


観光業界は、今年7月に世界遺産に登録されたコンポントム州にあるサンボー・プレイクック遺跡のチケット価格が、世界遺産認定後値上げ状態が続ていることに不満を表明している。

1月1日以降、サンボー・プレイクック遺跡への入場料は外国人の場合3ドルから10ドルへと引き上げられている。

太平洋エリア旅行協会(PATA)のスロン・シナン会長は、チケット価格を引き上げるのは時期尚早だと主張し、
 
「この時期にチケット価格を引き上げるのは、6か月以上前よりツアーを計画している旅行会社にとって大きな痛手となるので、価格変更を容認することはできない。」

「関係当局は、値上げを少なくとも1年は待つべきである。」と語った。

しかしながら、関係当局のファン・ナディ代表は、この動きは企業に大きな影響を与えないと述べ、
 
「価格を値上げする前に、問題がないかどうかしっかりと我々は確認をしている。」

「サンボー・プレイクック遺跡は広大な敷地面積を誇っており、他の施設と比較しても10ドルという価格は決して問題ではない。」と語った。

また同氏は、「値上げをすることにより、施設の修理代などに充てることでき、より上質なサービスを提供することが出来る。」と語った。
 
毎月約3000人から4000人の外国人観光客が遺跡を訪れており、1日あたり約100人から200人の訪問者が訪れている計算になる。

サンボー・プレイクック遺跡は、6世紀後半から7世紀初頭から作られたと推定されており、290個に及ぶ史跡などで構成されている。

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