国内取引におけるリエルの使用を促進へ

国内取引におけるリエルの使用を促進へ
2017年03月20日 00時00分 公開
国内取引におけるリエルの使用を促進へ




国内でのリエルの使用を促進するため、民間企業はカンボジア中央銀行に対して100ドル以下のすべての商品はリエルでの値段表記をするように要求した。

カンボジア商工会議所のヘン副会頭は昨日開催されたリエル導入37周年記念式典において、通貨は経済や貧困削減において大変重要な役割を果たすと話した。

ヘン副会頭は自国通貨と外貨が投資や貿易、商品取引において混ざってしまっているのは経済に混乱をまねくと話した。

ヘン副会頭は特にプノンペンの金融機関や企業は米ドルを使用し続けていると話した。

ヘン副会頭はまた、経済が外国投資などに依存しているため、主に輸入や輸出において米ドルが利用されていると話した。

リエルは小規模の取引の時に使用されるとヘン副会頭は加えた。

「リエルの使用を促進し、自国通貨の価値を高めるために、小売店などには何らかの措置がとられるべきだ」とヘン副会頭は話した。

「スーパーマーケットは100ドル以下商品取引をリエルで行うべきだ」と同副会頭は続けた。

「1500万人のうち500万人が最低でも1日8万リエルを商品購入に使用している。国内では1日4000億リエルが使われている」とヘン副会頭は話した。

カンボジア若手起業家協会のソク会長はリエルでの商品の値段表示に賛成した。

ソク会長は同協会が取引を1年間リエル建てで行ったと話した。

同協会の会員15社がそれぞれの従業員にリエルでの給与支払を行ったとソク氏が明らかにした。

カンボジアマイクロファイナンス協会のトン会長はリエルの使用はカンボジアにとって良いことだと話し、「人々がリエルのみを使用すれば経済を活気づける。たとえば、もしすべての旅行者がリエルへ両替をすれば、両替商などの雇用が創出される。」と続けた。

「我々がリエルを使用すれば、政府はインフレの管理や国家予算の管理を容易にできるようになる」とトン会長は話した。

トン会長は日々の取引で米ドルとリエルが混ざってしまっているため現時点で、カンボジアにどれくらいの米ドルとリエルが出回っているか正確な数字を出すことは難しいと続けた。

カンボジア中央銀行のチャンタナ氏は自国通貨は社会や政治、経済にとって重要な価値をもっており、主権や文化、文明、カンボジアの独立を表すのに重要な役割を担っていると話した。

同氏は平均的に市場の17%の取引がリエルで行われており、26%は銀行システムでの取引だと明らかにした。

また、2012年から市場における取引の83%は米ドルで行われていると加えた。

「リエルの使用は金融政策の実行やマクロ経済のファンダメンタルズの維持の効率性をたかめることにつながる」とチャンタナ氏は話した。

また、チャンタナ氏はカンボジアに出回るリエルが増加させるために、カンボジア中央銀行はすべての民間企業に対し、給与をリエルで支払うように要求したと続けた。

カンボジア中央銀行は金融機関に対して、リエルの貸出金融資産を2019年までに10%に増加させるように要求した。

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