妊産婦幼児死亡防止に1000万ドル投資

妊産婦幼児死亡防止に1000万ドル投資
2016年11月28日 00時00分 公開
妊産婦幼児死亡防止に1000万ドル投資
今週月曜日、プノンペンに約1000万ドルの資金をかけ完成した新国立母子保健センターが開院した 。この施設のスタッフは保健衛生について高度な知識を持っており、カンボジア母子死亡率の減少に向け大きな役割を果たすとみられる。
衛生保健省によると、今回の新国立母子保健センターの開院にあたり日本から9千7百万ドル相当の資金補助を受けており、新設された4階建ての建物は施設職員の訓練用に使用され、また今回改修された既存の建物は妊産婦健康検診で利用されるという。
 写真:今週開院した国立母子保健センター
 
 また、この新施設で衛生省の職員は産婦人科医師の訓練をうけ、母子死亡率の低下に努めていくと発表されている。
ユニセフなどの公式データによると、2000年カンボジアは10万件のうち484件妊産婦が死亡するケースがあったものの、昨年は161件に妊産婦が死亡するケースが減少した。同年、タイが10万人の中20件、ベトナムでは54件、ラオスでは197件妊産婦が死亡したケースが報告されている。

この施設で出産をした産婦の数は1997年では3783件であったのが、2013年には80%増の6810件にのぼったという。
施設の医師は、引き続き国の各地の病院や保健センターなどのスタッフを訓練し、国全体で高度な母子衛生環境を提供できるよう取り組んでいくと述べた。
昨年、カンボジアの乳幼児死亡率は1000人中25人であった。ベトナム、タイ、ラオスではそれぞれ17人、11人、51人であった。。
 
Source: cambodiadaily.com
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