安心安全な食物提供を目指して 政府がプロジェクトを開始

安心安全な食物提供を目指して 政府がプロジェクトを開始
2017年02月27日 00時00分 公開
安心安全な食物提供を目指して 政府がプロジェクトを開始


フン・セン首相は観光地域で近隣諸国からの輸入品ではなく、カンボジア国内で生産されたものを供給するため「グリーンベルト」の設立を呼びかけた。
首相は昨日、国家クリーンシティデイと呼ばれるの祝賀会で、クリーンな町が人々や観光客を豊かにというテーマを掲げた。
観光地への野菜や肉の供給はほとんどが輸入品であると発表した。
首相はまた、観光省や農業省、森林省、漁業省が協力してグリーンベルトを作るよう要請した。
なぜ輸入品を提供するのか、我々は観光客に地元で採れた新鮮な農産物を提供することができるという。
MAFFによると昨年、カンボジアは1億ドル近くの肉、また2億5000万ドル近くの野菜を輸入したと語った。
シェムリアップの州政府キム・ブンソン氏は、フン・セン首相のこの呼びかけを擁護した。
この目的は国内外問わず、観光客や地元の人々に安全な農薬を使っていない野菜、ステロイドや抗生物質を使用せず生産された肉を提供できるようにするためであるという。
同氏は政府機関が地元のホテルやレストランなどの市場需要と協力していくと述べた。
我々は政府機関とそうでない組織と協力し、無農薬野菜を栽培する地域とレストランやホテルの飲食施設のニーズを対応させていくために取り組む方針だという。
カンボジア国家観光連盟のホ・バンディ長官は、首相のグリーンベルト戦略はレストランやホテルの需要を大きく満たし、徐々に無農薬野菜や肉の必要性が認められていくだろうと述べる。
星で格付けされたホテルやレストランは顧客にオーガニックの野菜や高品質な肉を提供するため、それを求めている。もしも彼らのニーズを満たしたいならば、観光客のためではなく農家の所得も向上させる必要があるという。
政策研究センターで行われた調査では、200~400トンの野菜が毎日近隣諸国から輸入されていると発表された。この研究ではまた、ベトナムやタイ、中国から年間1億5000万ドルから2億5000万ドルもの輸入費用がかかっているという。
資本の流出を防ぐため、政府は今年から8つの州で野菜生産を増加させるため、食物促進プロジェクト2017-2019と呼ばれる取り組みを開始した。
このプロジェクトには2000万ドルの予算が見積もられ、1000万ドルは野菜や他の作物の生産に当てられるという。
昨年カンボジアは500万人もの観光客を迎え入れた。2015年と比較すると5%上昇したという。
 
 
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