<カンボジア国家災害対策委員会(NCDM)副代表のKun Kim氏と関係者が、ラタナキリ州の村人を避難させるため、救助艇に乗っている様子(NCDM)>
10日、カンボジア国家災害対策委員会(NCDM)は豪雨による洪水の被害を受けているカンボジアの7つの州、約2000世帯に避難指示を出した。
10日午後、NCDM広報担当のKeo Vy氏はクメールタイムズ紙に対し、豪雨による洪水の影響でラタナキリ州とモンドルキリ州、カンポット州で2000世帯近くが避難をしていると明らかにした。
「カンボジアの7つの州が豪雨の影響を受け、特にシアヌークビル州、ラタナキリ州、モンドリキリ州、バッタンバン州は洪水被害が最も深刻である。これまでに洪水により少なくとも4人が死亡した」とVy氏は語った。
Vy氏によると、ラタナキリ州のLumphat地区とKon Mom地区では1176世帯が避難しており、その他2252世帯が被災しているという。10日にはモンドリキリ州Koh Nhek地区の307世帯が避難した。
Vy氏はカンポット州のカンポット市とToek Chor地区では264世帯が避難し、カンボジアでは数千ヘクタール規模で米と作物の被害が出ている。
「当局はカンボジア全土の住民の救助に全力を尽くしている」と同氏は述べた。
<シアヌークビルにあるDon Bosco学校の食堂の様子(写真提供:DBS)>
NCDM副代表のKun Kim氏は、フン・セン首相とBun Rany婦人が、9日、ラタナキリ州での洪水により死亡した少女(15)の家族に1250ドル(約13万円)を寄付したと語った。
10日、Kim氏はラタナキリ州のKon Mom地区とLumphat地区での洪水状況を視察するよう当局に指示した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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