シアヌークビル州、外国人1500人が強制送還待つ

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア国家人身売買取締委員会（NCCT）によると、シアヌークビル州では1500人もの外国人が強制送還を待っている。

NCCTはシアヌークビル州で14か国から入国している外国人2760人の調査を行った。対象のうち1946人は有効なパスポートを持っていたが、1512人は労働許可書を所持していなかったため、罰金を支払った後に会社の敷地から出ることを許可した。

同委員会は国民や関係当局に対して、安全・安心な社会の構築において政府に貢献することを目的とした、あらゆる形態の人身売買や違法賭博に対する取り締まり、外国人調査キャンペーンに引き続き全面的に協力するように呼びかけている。

シアヌークビル州のKuoch Chamroeun知事は9日、現在までに寄せられた苦情に基づき、人身売買や拷問、売春を行なっている疑いがある場所を特定するための捜索を強化するため、いくつかの方策を打ち出した。

また、軍当局に対して違法オンラインギャンブルの再出現や、新たなオンラインギャンブルが推進されないように体系的な監視を行うように促した。

さらに、外国人の調査を行って不法滞在が発覚した場合には、例外なく法的措置を講じるよう命じた。

シアヌークビル州のKheang Phearum報道官によると、同州でキャンペーンが開始された後には寄せられた苦情件数が日に1〜2件となっており、犯罪件数が減少している可能性が高いという。

州当局はあらゆる犯罪を高い効率で取り締まることに強くコミットしており、カンボジア社会の法律を犯した加害者や犯罪者を決して許さないとしている。

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