<写真:Khmer Times>
ミャンマー・タイ国境の町、ミャワディでの緊張が高まる中、カンボジアがタイに加わり、拘束された指導者アウン・サン・スー・チー氏の完全な解放を求めている。
これは、和平交渉の可能性を高めるためである。
カンボジアは、最近刑務所から自宅軟禁に移されたスー・チー氏の事例は、軍事政権との政治的解決を図る際に無視できないと強調した。
21日のインタビューで、首相付き大臣代理のソー・ナロ氏は、スー・チー氏が完全に解放されるように呼びかけ続けていることを述べ、これが政治的解決への道を開くと述べた。
ミャンマーにおける政治的解決を見出すためには、好むと好まざるとにかかわらず、全ての関係者が関与する必要がある。関与するためには、重要なプレイヤーが自由でなければならないという。
現在78歳のノーベル平和賞受賞者であるスー・チー氏は、汚職の告発から新型コロナウイルス規制の違反に至るまで、多岐にわたる犯罪で有罪判決を受け、27年の刑に服している。
しかし、ナロ氏は、政治的解決には時間とASEAN及び国際社会からの支援が必要であると指摘する。
重要なプレイヤーの助けと内部的な政治的譲歩によってのみ、政治的解決が達成され、もし他の党のリーダーが拘束され、もう一方の党が何の譲歩もしない場合、政治的解決は不可能であるという。
タイ政府は先週、スー・チー氏と前大統領ウィン・ミャイン氏が刑務所から自宅軟禁に移されたとの報告があった後「即時の完全な解放」を求める声明を出した。
タイの外務大臣兼副首相パーンプリー・バヒダーヌカラ氏は声明で「タイ政府はこの方向でのさらなる前向きなステップを求め、ASEANの5点合意の実施を進めるために、彼らの即時の完全な解放を呼びかける」と述べた。
ナロ氏は、元首相であるフン・セン氏が2021年の軍事クーデター後、戦乱の国、ミャンマーで政治的解決を求める努力についても言及した。
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