米国、カンボジア食品の輸出を増やすため、衛生基準の見直しへ

米国、カンボジア食品の輸出を増やすため、衛生基準の見直しへ
2017年08月13日 00時00分 公開
米国、カンボジア食品の輸出を増やすため、衛生基準の見直しへ



カンボジアの主要交易国のひとつである米国は、カンボジアの食品衛生基準を見直し、カンボジアの農産物を米国に輸出する機会を提供する予定だ。
 
カンボジア代表団と米国の貿易担当者は、カンボジアの貿易・投資枠組み協定(TIFA)に基づき、食品衛生基準を主軸に貿易と投資を拡大・強化するための戦略的行動について話し合った。
 
農林水産省のヒーン・ヴァンハン省長は、米国はカンボジアの主要な輸出市場の一つであるため、カンボジアにとって米国に農産物を輸出できることは重要であると述べた。
 
ヴァンハン氏は「カンボジアはEUや中国などの限られた市場に依存しているため、カンボジアの農産物市場を活性化させる動きが出てきたことは良い傾向だ」と述べた。
 


カンボジアの農産物を米国市場に提供するために、カンボジアに対する衛生基準を見直すよう米国に求めているという。
 
カンボジアは、衣類分野では米国への輸出関税が免除されているが、農産物は衛生基準が輸出の大きな障壁となっている。
 


ヴァンハン氏は、農林水産省は衛生検査に関する文書を提出する上で、商業省と協力する必要があると語った。
 
商務省のウェブサイトに掲載された記事によると、先週ワシントンで開かれた会議では、カンボジアの貿易円滑化と労働条件の改善、米国の知的財産権保護における現在の取り組みを見直した。

同記事では、米国は消費者の信頼を築くために、カンボジアへの食品の安全性と消費者保護のための技術援助を行うことになると記載された。
 

カンボジア商業大臣は「米国は、カンボジアとの主要な貿易相手国であるため、米国政府との緊密な協力の下でビジネス環境をつくるために、貿易開発法と投資法の制定に熱心に取り組んでいる」と語った。
 


アメリカ合衆国商務省のアジア担当副大臣ダイアン・ファレル氏との会談で、カンボジア商業相のソラサック氏は、カンボジアの中小企業を支援するため、同省の支援を求めた。
 
ソラサック氏はまた、知的財産法の施行における米国からの支援を要請した。
 
ファレル氏は「米国商務省は、カンボジアで人材を育成し、貿易関連法施行のための支援を行う」と述べた。
 
商務省によると、今年上半期のカンボジアと米国の間の貿易額は15億4000万ドルで、昨年同期比で14%増加したようだ。
 
昨年の貿易量は32億ドルで、2015年には7%減少している。

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