カンポット州、観光業増加のため新たな港湾の建設を開始

カンポット州にて、観光客向けの港湾の建設が年末までに開始されることが明らかとなった。

港湾建設開始の式典は本来9月に予定されていたが、延期されたという。

この港湾建設には、ベトナム・タイ・シアヌークビル州からの観光客を呼び込む狙いがある。

カンポット州観光局のソイ・シノル氏は、プロジェクト延期の原因について具体的な言及を避けたが、建設にあたりいくつか準備が遅れたことを示唆している。

この港湾建設は総工費1800万ドルがかかる見込みであり、アジア開発銀行（ADB）からの借款により建設される予定である。また、2019年の完成を予定している。

アジア開発銀行の報告書によれば、開港時には国内外から観光客36万人を呼び込むことができると推測しており、2020年には44万人に達すると見込んでいる。

タエック・クハウ地区に作られるこの港湾は全長300ｍで、200~300人収容可能な客船が停泊可能であるという。

シノル氏は、「この港湾が建設されることでカンポット州は周辺国と繋がり、より観光客の増加が見込める。」と語った。

カンボジア国家観光連盟のホ・バンディー事務総長は、今回の港湾建設により、同州の観光業がさらに発展することを望んでいる。

カンポット州観光局の統計によると、カンポット州は今年最初の9ヶ月の間に観光客を100万人迎えいれており、昨年同期と比べ、約12%増加しているという。

http://www.khmertimeskh.com

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