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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアの航空旅客数が減少する一方、貨物輸送量は大幅に増加した。
国家民間航空庁(SSCA)が発表した報告によると、2026年1~5月の国際航空旅客数は前年同期比6%減の287万人となった。
同期間の航空便数は国内外の航空会社による運航で2万7843便と、1%増加した。一方、航空貨物量は約3万9000トンと34%増と大きく伸びた。
SSCAのシン・チャンセレイ・ブタ報道官は、航空ネットワークは安定しているものの、旅客数には下押し圧力がかかっていると指摘した。
カンボジアには現在、プノンペンのテチョ国際空港、シェムリアップ・アンコール国際空港、シアヌーク国際空港、ダラサコール国際空港の4空港があり、このうちダラサコールは国内線のみを扱う。
航空路線は国際線31社、国内線4社の計35社が運航し、ASEAN、東アジア、南アジア、中東と接続している。
観光面では、2026年1~5月の外国人訪問者数が前年同期比47.8%減の154万人と大幅に落ち込んだ。観光省は地域情勢の不確実性や世界経済の影響が続いていると説明している。
国別では中国が約40万人で全体の26%を占め最多、ベトナムが38万1062人で24%、米国が9万1000人超で3位となった。
入国経路では、国際空港経由が約97万5769人と全体の約64%を占めたが、前年同期比で約20%減少した。陸路や水路での入国は67.5%減と大幅に落ち込んだ。
政府は観光回復に向けた取り組みを強化している。フオット・ハク観光相は、民間との連携によるプロモーションや航空接続の改善、サービス水準の向上を進めていると述べた。
観光戦略では安全性や文化保護に加え、アンコール遺跡、沿岸観光、エコツーリズムなど多様な商品開発を重視する。
一方、観光業界関係者は地域情勢の動向を注視している。
シェムリアップ州のアンコール観光ガイド協会のキエフ・ティー氏は、外国人観光客は2025年後半以降減少傾向にあるとし、国境問題や世界的な経済環境が影響していると指摘した。
閑散期の需要喚起に向けた減税措置などを求めている。
観光省は2026年の訪問者数について3つのシナリオを提示した。
現状の危機が続く場合は460万~480万人、状況が改善してもタイとの国境問題が未解決の場合は530万~550万人、問題が解消すれば610万~630万人を見込む。
需要喚起策として、中国人を対象に2026年6月15日から10月15日まで最長14日間の査証免除試行を開始した。
一方、国内観光は好調で、同期間の旅行回数は前年同期の1300万回から54%増の2000万回となった。
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