タイ最大の小売業者、カンボジアの大規模ショッピングモール建設に投資へ

タイ最大の小売業者、カンボジアの大規模ショッピングモール建設に投資へ
2017年03月15日 00時00分 公開
タイ最大の小売業者、カンボジアの大規模ショッピングモール建設に投資へ


タイで最も大きい小売業者がプノンペンの大型ショッピングモールに投資をする予定だと、バンコクの大使が明らかにした。

カンボジアにいるタイのヌタブド・フォティサロ大使は、タイ最大の小売業者であるセントラルグループが先週、カンボジアに巨大ショッピングモールの建設に投資をすると発表したという。

同氏は、会社の代表がすでに建設候補地を調査したと述べた。しかしまだ新しいショッピングモールの場所は明らかにされておらず、まだ建設も開始されていない。

ヌタブド氏はカンボジアでの外交大使としての仕事を誇りに思っており、タイの多くの投資家がカンボジアへの投資を援助していると語る。

大規模なショッピングモールへの投資により、彼らは両国の貿易の発展を期待しているという。

セントラルグループは、大型ショッピングモール、ビッグCモール、パタヤ・センター、ロビンソン・センター、プラザ・センターホテルなど、タイで多くの主要事業を展開している。この家族経営の企業は、タイで最も大きい英字新聞であるバンコクポストの支配権も持っている。

この企業は昨年1000億ドルの利益をあげ、2015年と比較すると13%上昇した。

CBREカンボジアのアン・ソティダ代表によると、国際基準に達しているショッピングモールの数はまだ限られているため、カンボジア国内ではそのような市場で購買力の増加が見られると述べた。

アン氏は、国際基準を満たすショッピングモールやスーパーマーケットが増加するに従い、それをより魅力的で競争力のあるものにするため、国内の投資家は設計と販売システムに焦点を当てなければならないと加えて述べた。


カンボジアのショッピングモールの規模は、タイヤベトナムに比べると小さい。

昨年タイとカンボジア間の貿易額は6%減少し、56億ドルとなった。カンボジアのタイへの輸出額は9億3600万ドルで、タイからの輸入額は47億ドルだった。

現在プノンペンにあるショッピングモールはイオンモールで、他の市にはソリヤモール、パークソンなどがある。


 
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