ベトナムとカンボジアをつなぐ橋が完成　二国間の貿易関係の強化へ

カンダル州のチャレイ・トム地区とベトナムのアン・ジャン州のロング・ビンを結ぶ橋が、昨日カンボジアのフン・セン首相とベトナムのグエン・スアン・フック首相によって正式に開通された。
 
チャレイ・トム‐ロング・ビン橋はカンボジアとベトナムの人々のための重要な国境を越える門であるとフン・セン首相は開通式で述べた。
この橋はまた、陸上の貿易ルートとなり、製品を両国民の間でやりとりできるようになると彼は付け加えた。
 
フン・セン首相は、この橋はカンボジアとベトナムにおける二国間貿易の５０億ドルという目標の達成に大きく貢献するだろうと述べた。
 
また、アン・ジャン州のロング・ビン地区では野菜が有名だと主張した。
 
その野菜はカンボジアへの陸上輸送が可能で、最初にカンダル州のコ・トム地区に到着するとフン・セン首相は説明した。
 
橋は、長さが約1.2キロメートルで、車は80㎞/ｈで走行できるそうだ。
 
この橋は両国政府が投資総額3656万ドルを費やし、カンボジアは1581万ドル、ベトナムは2075万ドル費やした。
 
2014年12月から建設を開始し、橋は今月完成した。
 
現在はカンボジアとベトナム間の陸上移動がさらに簡単になり、貿易以外にも両国民の文化的な関係も強化されるだろうとフン・セン首相は述べた。
 
経済最高評議会上級顧問のメイ・カリヤン氏は、カンボジア-ベトナム間の貿易関係は重要だが、近隣諸国との商業関係を強化することも必要だとクメール・タイムズ紙に語った。
 
「ラオスやタイなど、他のアセアン諸国と強力な貿易関係を構築する必要もある。バランスが取れていなければ、公平な場で競い合うことはできない。」とカリヤン氏は述べた。
 
カンボジアとベトナムは、両国間の貿易が今年最初の2ヶ月で21.2％増加し、約6億2410万ドルの経済目標に向かって大きく進展した。
 
ベトナムにとってカンボジアは3番目の貿易相手国であり、昨年、二国間貿易は30億ドルに達した。
ベトナムは2016年、カンボジアへの投資国の中でトップ5に入り、183ものプロジェクトで28億5,000万ドルの投資が行われた。
 
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