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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア国立銀行(NBC)は、人工知能(AI)を用いてリエル紙幣の偽画像を生成・拡散する行為について、国家通貨の価値や信用を損なうとして、最大で終身刑を含む法的措置の対象となり得ると警告した。
問題となったのは、1万リエル紙幣にフン・セン上院議長およびフン・マネット首相の画像を合成した偽の写真で、複数のSNS上で拡散された。
これらの画像は、公式ページに類似したフェイスブックアカウントから投稿され、6月1日から新紙幣を発行するとの虚偽情報も掲載されていた。
NBCは16日に発表した声明で、紙幣画像の改変や不正使用を強く非難し、こうした行為は国家通貨の尊厳と価値に悪影響を及ぼすと指摘した。
また、リエルは単なる決済手段ではなく、国家の統一や歴史、文化、誇りを象徴する存在であると強調した。
当局によると、「Konkhmer Konndal」と「Kim Dabin」の2つのフェイスブックアカウントが偽画像の拡散に関与した疑いがあり、既に関係当局に送致され調査が進められているという。
一方、韓国在住のキム・ダビン氏は、自身が偽紙幣を作成した事実はないとする動画を公開し、誤解を招く意図や指導者への不敬の意思はなかったと説明した。
また、認証マークが付いたページでも真偽の判別が難しいと懸念を示した。
NBCは、同国の法律に基づき、紙幣は財産と見なされ適切に保管する義務があると説明し、損傷や改変により価値を失う可能性があると指摘した。
さらに、法定通貨の偽造は20年以上の懲役または終身刑に処される可能性があると明記した。
NBCは5月12日にも同様の注意喚起を行っており、AI生成コンテンツの普及に伴い、国家機関や公的象徴に関わる誤情報の拡散に対する懸念が高まっている。
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