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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア政府はタイ軍による国境地帯での活動に対し、主権侵害に当たるとして正式に抗議した。
カンボジア外務・国際協力省は19日発表の声明で、4月18日にプレアビヒア、ウドーミアンチェイ、プルサットの各州にまたがる国境地域で実施されたタイ軍の行動が対象であると明らかにした。
声明によれば、プレアビヒア州チョアム・クサン郡スラエム地区のプレアビヒア寺院周辺で、タイ側が監視拠点を建設したとされる。
ウドーミアンチェイ州では、アロンベン郡の国境標柱2号付近やチャペアンプラサット郡ドゥムタートラブ地域で道路建設が継続されたほか、バンテアイアンピル郡のチュップコキ国際国境検問所付近で塹壕が掘削されたとした。
さらにサムラオン市コン・クリエル地区では、チュップドゥムクヌル地域東側で監視拠点の建設や北側での土地整備が進められ、トマーダウン地域でもコンクリート歩道や道路、塹壕の建設が続いたと指摘した。
プルサット州ベアルベン郡オプルックダムレイ地区では重機による土地開発が行われたという。
同省は、これらの行為が国連憲章やASEAN憲章、東南アジア友好協力条約に反し、平和的解決や主権尊重、武力不行使の原則に違反すると主張した。
また、2025年12月27日の合同国境委員会特別会合の合意に基づく防御的措置とのタイ側の説明を否定した。
カンボジア政府は、タイが一方的に主張する国境線や領有権を認めないと改めて表明し、今回の活動は自国の法的立場に影響しないとした。
その上で、緊張緩和と信頼醸成のため、係争地域での一方的行動の停止をタイに求めた。
国境問題については国際法と二国間合意に基づき平和的に解決する姿勢を維持するとしている。
一方、こうした国境を巡る緊張が続く中でも、国内では4月14日から16日にかけてクメール正月の祝賀行事が行われた。
各地で伝統行事や催しが実施され、延べ2100万人以上が国内各地を訪れたと内務省が発表した。プノンペンや地方都市でも多くの人出があり、観光活動の活発化が確認された。
フン・マネット首相は祝賀行事の円滑な実施に謝意を示すとともに、国境地域で任務に当たる軍部隊に敬意を表した。
フン・セン上院議長も、国境問題がある中でも社会経済活動や祝賀行事を継続する必要性を強調し、政府への批判に反論した。
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