雨季も観光資源に、カンボジアが通年型観光へ戦略転換

雨季も観光資源に、カンボジアが通年型観光へ戦略転換
2026年05月22日(本日)00時00分 公開
雨季も観光資源に、カンボジアが通年型観光へ戦略転換

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア政府は、持続可能な観光投資の促進に向け、ASEANの観光開発ビジョン2030と連携した戦略的優先事項の議論を進めた。

 

観光省と民間部門の代表は19日、プノンペンのアジア開発銀行(ADB)事務所で開催された「ASEAN持続可能・強靭な観光投資アウトルック2030」に関する円卓会議に参加した。

 

会議はフオット・ハク観光相とADBカンボジア事務所のヤスミン・シディキ所長が主導し、政府・民間フォーラム関係者や観光関連団体の代表らが出席した。

 

討議では、2026~2030年のASEAN観光開発枠組みに基づき、持続可能な観光投資の優先分野や地域協力の方向性について検討した。

 

READS枠組みのもとで投資機会や課題を特定し、持続可能かつ包摂的な観光投資を促進するための条件整備について意見を集約した。

 

READSは観光分野における強靭性、環境持続性、アクセス性、デジタル化、スマート観光開発などを重視する。

 

ハク観光相は、カンボジアが文化、歴史、自然、エコツーリズム分野で高い潜在力を有し、世界的な観光動向とも合致していると指摘した。

 

また、インフラ接続や交通網の改善を進め、投資家や外国人観光客の利便性向上と移動時間の短縮を図っていると述べた。

 

さらに、雨季の観光を促進する「グリーンシーズンにカンボジアを訪問」キャンペーンを紹介し、「見る」「泊まる」「味わう」「訪れる」「体験する」「買う」の6つの体験を通じて新たな観光価値を提供し、通年型観光地としての地位強化を目指すと説明した。

 

同相は、観光分野への投資が経済成長だけではなく、雇用創出や生活水準の向上、地域社会の持続的発展に寄与すると強調した。

 

カンボジア商工会議所によると、今回の議論はASEAN観光開発計画2026~2030に向けた地域協議の一環であり、投資優先分野や資金調達機会、政策支援の方向性を整理することを目的とする。

 

持続可能な観光投資ビジョンは同期間の戦略計画と整合し、域内での投資促進に向けた指針を示している。

 

なお、ASEAN観光分野計画2026~2030は2026年のASEAN観光フォーラムに合わせ、フィリピン・セブで開催された観光会議で正式に発表された。

 

同会議にはASEAN各国の観光相のほか、中国、日本、韓国、インド、ロシアなどの代表や国際機関関係者が出席した。

 

 

 

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