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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア政府は2026年に航空旅客800万人、貨物11万2000トンの取扱いを目指し、航空分野の改革とインフラ近代化を加速させる方針を示した。
国家民間航空局(SSCA)はこのほど、航空競争力の強化や安全基準の向上、空港インフラの近代化、デジタル化の推進を柱とする戦略を公表した。
国家議会委員会のニン・サポン委員長らとの会合で、マオ・ハバンナル担当相が説明した。
同戦略は政府の政治プログラムの進捗確認の一環として示され、新国際空港の整備や法制度改革、国際航空協定の拡充、国際路線の拡大などが議題となった。
ハバンナル氏は2026年を航空業界にとって重要な移行期と位置づけ、デジタル化と法執行の強化の必要性を強調した。
地政学的緊張や国境問題、新型コロナウイルス後の需要回復の遅れといった課題がある中でも、カンボジアは航空輸送国家政策(2025~2035年)に基づき、コロナ前水準への回復を目指すとしている。
一方、2026年1~4月の航空旅客数は240万人で前年同期比4%減となったが、航空機の発着回数は2%増の2万3204回、貨物取扱量は36%増の3万448トンと堅調に推移した。
ハバンナル氏は、地政学リスクや運営コストの上昇、パンデミックの影響に加え、デジタル活用の遅れや人材不足、設備不足、訓練資金の不足など国内の構造的課題が持続的成長の障害となっていると指摘した。
これに対応するため、2025年民間航空法の施行やモントリオール条約(1999年)の批准、ASEANの航空協定の導入など法制度の整備を進めるほか、通信・航法・監視/航空交通管理(CNS/ATM)のデジタル化や衛星技術の導入を推進する。
また、国際基準に適合した4Eおよび4Fクラスの空港整備を進め、クメール文化を反映した設計や環境配慮型の施設を導入する。
テチョ国際空港やシェムリアップ・アンコール国際空港は、安全性の向上とともに大手航空会社の誘致につながると期待されている。
現在、同国では3つの国際空港が稼働し、国内外合わせて33社の航空会社が就航している。
路線はASEAN8カ国のほか、中国、韓国、日本、カタール、インドなどと接続している。
さらに、48カ国と航空協定を締結し、日本、英国、サウジアラビアなどとの協力関係を拡大している。
観光業界からは、空港施設の改善と路線拡充が訪問者増加と経済回復の鍵になるとの見方が示されている。
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