選挙運動の勢いとは反面、投票数は伸びず

選挙運動の勢いとは反面、投票数は伸びず
2017年05月23日 00時00分 公開
選挙運動の勢いとは反面、投票数は伸びず

選挙運動を開始してから5日、主要政党の勢いは依然として高いものの、2013年の選挙よりも投票者が低いと指摘している。

 与党のCPP(カンボジア人民党)と野党のCNRP(カンボジア救国党)の2つの主要政党は、特に地方での選挙活動に注力し、中立の人々の票を勝ち取り、支持者の票固めを全力で目指している。

大規模なイベントにいくつかの州の支持者が何千人も参加したが、総選挙指令指揮室のメンバーであるヨン・キムエン氏は、今年の選挙活動への参加者は2013年に比べ減少したと指摘した。

「私が見てきた中では、2つの主要政党の選挙活動の方法は以前より悪くなっている。両当事者は行動規範を尊重しているため、口頭での争いはほとんどなかった一方、他の政党の政策ではなく、自らの政策だけについて議論する新選挙法が出された。」とキンエン氏はクメールタイムズ紙に語った。

新選挙法は当事者が公然と批判するのを防ぐ一方で、両当事者は依然として皮肉なコメントや曖昧で軽蔑的な発言をまだしていると付け加えた。
しかし両党間で暗黙の了解があるため、重大な問題ではないと述べた。

これまでの最も大きな紛争は、CPP(カンボジア人民党)が選挙活動を妨害したCNRP(カンボジア救国党)に対して苦情を提起したタケオ州での事件である。

 「この事件は、当局が選挙活動計画を適切に準備しておらず、両党の政治活動家が交代したことにより引き起こったと考えられる。当局に従わなかった一部の人々から生じた可能性がある。」と述べた。

123議席のうちCPP(カンボジア人民党)は68議席を占める一方、CNRP(カンボジア救国党)は55議席を占めている。フンセン首相の政党に有利な結果にもかかわらず、22議席を譲り渡した与党にとっては大きな損失となった。

 CPP(カンボジア人民党)の党総裁とフンセン首相は、選挙活動にはまだ個人的に出席しておらず、選挙活動の最終日のみ参加するとSNSで述べた。

「サムデック氏が選挙活動に参加するのを見たことがないとフェイスブックで私に訪ねてきた人もいる。CPP(カンボジア人民党)の首相として、CPP(カンボジア人民党)候補者を全国で支援するため、選挙活動期間の最終日に参加する予定だ。」と同氏はコメントした。

CNRP(カンボジア救国党)の党総裁ケムソカ氏は、コンンポンスプー州をはじめ、ココン州、シアヌークビル州、バタンバン州、バンテイメンチェイ州、シェムリアップ州とコンポンチュナン州での選挙活動に参加していた。

選挙監視団コンフレルのコーンサボン会長は、選挙活動期間中、各党が大規模な運動を2回だけ許可するという新政策により、今年の選挙活動は前年に比べ控えめになっているようだとコメントした。

この新しい規定により政党は、支援者を引き付けるための大規模な選挙活動は選挙期間の最初と最終日だけだと指定された。

「どの党が勝利するかを政党の選挙活動の参加に基づいて評価することはまだ難しい。さらに投票率に基づいて、勝利する政党に人々が参加するとは言えない。」と同氏は述べた。

一方、NECは、投票のために帰国する海外にいるカンボジア人に、登録している人しか投票できないと付け加えた。

 「投票権を得るためには、カンボジア人は有権者登録リスト、国民IDカード、または市民権証明書に名前がなくてはならない。」とNECは昨日述べた。

この4回目の地方選挙では、12の党が全国1,646個所で9,000人の候補者を擁立している。投票権を持つ960万人のうち、約780万人(81.4%)が投票に登録されている。

2012年の最後の地方選挙では、CPP(カンボジア人民党)は360万票を獲得し、サムレインシー党は120万票を獲得し、人権党は40万票を獲得した。

亡命したCNRP(カンボジア救国党)の元指導者であるサムレインシー氏によって指導されたサムレインシー党とCNRP(カンボジア救国党)の現指導者のケムソカ氏によって指導された人権党が2012年に合併し、CNRP(カンボジア救国党)が結成されたという。

http://www.khmertimeskh.com
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories