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ユネスコ世界遺産委員会は、サンボープレイクック遺跡を世界遺産へ登録した。
文化部の広報担当タイ・ノラック・サチャ氏によると、この登録はポーランドのクラクフで開催された委員会で決定されたという。
カンボジアは昨年、コンポントム州地域を世界遺産へ登録するよう、ユネスコへ申請した。
「世界遺産リストに我々の寺院が加わることはとても嬉しい。」
「それにより、国の評判が上がり、より国際的に知られるようになるだろう。また、アンコール・ワットなどは、建物の修復代としてユネスコから資金を受け取ることができる。」と同氏は述べた。
サンボープレイクックはクメール王朝の古都であった。
290もの歴史的な建造物で構成されており、建設時期は6世紀後半から7世紀初頭にまでさかのぼる。
都市の痕跡は25平方キロメートルにまで及び、壁に囲まれた市街地中心部や、多くの寺院がある。
敷地内に装飾された砂岩はアンコール装飾の特徴であり、サンボープレイクック・スタイルの装飾として知られている。
ここで形成された芸術や建築は、他の地域のモデルとなり、アンコール時代のユニークなクメール様式建築の土台となった。
フン・メニー議員は、「世界中の多くの人がカンボジア人の祖先が建設した、このかつてない遺産を知るようになる。」
「我々は、この偉大な遺産を持っていることを誇りに思うべきだ。」と述べた。
在カンボジア日本大使館の堀之内秀久大使は、世界遺産に登録されたカンボジアの人々を祝福した。
「サンボープレイクックは、アンコール時代におけるカンボジア文化の独創性や、美しいレンガから成っている。」と同氏は語った。
早稲田大学の考古学研究チームは、20年以上にわたって建物の研究と修復に取り組んできた。
「世界遺産リストにこの地域が登録されることで、サンボープレイクックの歴史的価値に対しより意識が高まり、遺跡が将来に渡って適切に保護されることを願っている。」と同氏は述べた。
カンボジアでは1992年にアンコール・ワット、2008年にプレアヴィヒア寺院が世界遺産に登録されており、どちらも有形文化遺産である。
他にも、カンボジア王立バレエ団、シャドウアンコールヴィラ(影絵劇)、チャペイダンヴェン(弦楽器)が無形文化遺産に登録されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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