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外務省は昨日、カンボジア救国党(CNRP)の前党首ケム・ソカ氏が逮捕された一連の出来事の詳細を記し、またその出来事を擁護する報告書を発表した。ソカ氏は国家反逆罪の容疑で依然として収監されている。
ソカ氏はカラー革命での国家転覆を策謀した疑いで9月3日に逮捕された。同氏はプノンペン裁判所により国家反逆罪の罪を言い渡され、トボンクムン州の刑務所に収監されている。
外務省により発行された「 Stability and Development First(安定と発展第一)」という16ページにおよぶ報告書ではソカ氏の一連の出来事に対して政府は米国議会やヨーロッパ議会、西洋諸国政府、人権団体、国連機関から多くの批判を受けたと書かれている。
「アメリカやヨーロッパが覚えてるか知らないが、20世紀最悪の悲劇の1つであるクーデターとクメール・ルージュが我々で起きたのは外国の内政介入が原因だ。」
1970年の出来事は自由民主主義を推進したふりをし、共産主義への闘いの中で人権を尊重した政府によるものだと報告書には記載されている。
外国の介入により編成された組織により当時の政府が転覆され、クメール・ルージュに繋がったとも報告書には書かれている。
「これはカンボジアのリーダーが忘れてはならない苦い出来事だ。そのためカンボジア政府がカンボジアの内政干渉をしている西洋諸国の政府関係者を保護することは必須のことだ。」と報告書には書かれている。また、報告書ではソカ氏がアメリカと共謀し、カラー革命を通じて国家転覆を策謀していたことで逮捕されたことや国家を守ることは政府の義務であることも強調されていた。
カンボジアを守っている法律はそもそも西洋諸国が教えてくれたものであり、かつ積極的に法律や司法システムを規定した思想にのっとっているものであるとも書かれている。
さらに報告書によると、ソカ氏と解党したCNRPによる活動は民主主義と見せかけた外国との共謀による国家転覆と同等の活動であったという。
報告書には「カンボジア政府はソカ氏の逮捕についてカンボジアの法律を遵守して明確で合理的な証拠を根拠に行った。ソカ氏は刑法で規定された罰せられるべき反逆罪により逮捕された。」と書かれている。
政治アナリストのラオ・モン・ヘイ氏はカンボジアとアメリカの外交関係は今年7月の選挙まで冷え込み続けるだろうという予想を示した。
昨年11月、最高裁判所はソカ氏の逮捕に起因して最大野党である救国党を解散命令をだし、救国党の党員118人に対して5年間の政治活動禁止を言い渡した。
「この決定は政府が多党制の民主主義を制限している訳ではない。7月29日に開催される選挙まで複数の政党が政治活動を実施し、真っ当な選挙が行われる」と報告書は締めくくられている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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