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昨日、巨大飲料メーカーであるコカ・コーラ社はカンボジアのプノンペン経済特区に新たに建設した1億ドル規模の工場の操業式を行った。国内の生産能力の工場と外国人投資家の活発化が期待されている。
2万5千平方メートルの広さを誇る工場はプノンペン経済特区に位置し、以前ルセイケオ区で操業していた同社の工場に取って代わる形となった。
1993年に建設されルセイケオ区の工場では増え続ける需要に対応しきれなくなったという。
コカ・コーラ ボトリング投資グループのダナ・ボールデン副社長は新工場の2つの生産ラインで1時間に7万2000本のペットボトルと缶飲料の製の生産が可能になると話した。
「需要によって生産量は増減するが、1分間に最大600本のペットボトル飲料を生産可能なラインが2つある。」とボールデン氏は続けた。
季節毎の需要により雇用社数は変動するが、現在、同社は650名のカンボジア人を雇用している。同工場ではDasani WaterやSamurai energy、コーラ、ファンタなどコカ・コーラ社の様々な飲料が生産される。
同工場はコカコーラ社のカンボジア子会社であるカンボジア飲料会社(CBC)に運営され、当面はカンボジア国内への供給を行う。将来的には東南アジアの他国に供給する事も視野に入れている。
「今日はカンボジアへの供給だけを考えている。しかし、将来的にはASEAN諸国への供給もしていきたい」とボールデン氏は話した。
新工場では同社の光熱費の削減、二酸化炭素排出量の削減が期待されている。同工場に設置されているソーラーパネルは全体の30%の電力を生産することが可能だ。
ボールデン氏は「この工場は米国グリーンビルディング協会の環境性能評価であるLEED認定を受ける手前までいった。つまり、世界でもトップクラスの環境という事だ。さらに生産スピードも旧工場より高い水準だ。この水準は将来、ASEAN諸国でも標準になるだろう」と語った。
CBCで渉外担当を努めるリム・リナ氏によるとコカコーラの生産拠点は既にプノンペン経済特区にある新工場に移行しているという。リナ氏は旧工場は商業事務所や冷蔵商品の倉庫として利用される事を明かした。
CBCはコカコーラ社の1億ドル投資の一環として今後3年間で新工場の更なる開発を進めるとリナ氏は話した。
カンボジアアメリカ商工会議所の事務局長ロナルド・マルヴィン氏はコカ・コーラ社の新工場や更なる開発は外国人投資家に対して良い影響を与える事を期待していると話した。さらに経済特区は企業のカンボジア進出を促進するためにすばらしい環境を提供していると加えた。
「アメリカの企業がカンボジアに対して1億ドル投資するということは投資家にとっては好ましいものだろう。投資家にとって基準となるだけでなく、コカ・コーラ社は投資のリーダーとなるだろう」とマルヴィン氏は話した。
マルヴィン氏によると外国企業が経済特区で操業する利点は整ったインフラや広大な敷地、安定かつ安全な投資、税関事務所に隣接していることだという。
「カンボジアは税制優遇措置などの素晴らしい投資環境を整えている。特に経済特区は政府の支援ありで最大99年の借地契約を結ぶ事ができる。さらに、海外送金も用意にできる。」とマルヴィン氏は話した。
コカ・コーラ新工場の操業式でスピーチを行ったフン・セン首相は自身がコーラのファンであると明かした。
「リビングのテーブルにはコーラと水しか置いていません」とフン・セン首相は話した。
フン・セン首相はアメリカのジョン・ケリー国務長官が1月にカンボジア訪問した際に自身がコーラファンである事を明かしたという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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