健康と安全のリスク、カンボジア国民の懸念に

＜写真：Khmer Times＞

新型コロナウイルスの影響を受ける中、カンボジア国民の海外旅行における主要な懸念は、健康および安全のリスクであることが明らかとなった。

『Consumer Report 2023 Cambodia』で発表されたStandard InsightsとConfluencesの共同調査結果では、回答者の65％以上が「海外旅行に関連する健康や安全のリスクを懸念する」と回答している。

その他、旅行費用の上昇を懸念する人が35％、外国の規則や規制の知識が不足していることを懸念する人が16％、通信接続の問題を懸念する人が5％以上となった。

カンボジア国民にとってベトナムやタイは魅力的な観光地であり、特にベトナムはカンボジア人観光客の増加率が今年上半期に338％に達した。

ベトナム国家観光局の報告によると、カンボジア人観光客はパンデミック後の回復期における観光客到着数で最大の成長を示している。

プノンペンの大手ツアー・旅行会社アウトバウンド部門のマネージャーは、クメールタイムズに対してベトナムがカンボジア人にとって最も人気のある旅行先であると伝えた。

同マネージャーによると、特にカンボジアの若い世代は積極的に海外旅行を選択している。

また、All Dreams CambodiaのJacques Guichandut氏は、日本をはじめとするアジアの観光地がカンボジア人に人気を集めており、エコツーリズムやプライベートヴィラ滞在を求める傾向が強まっていると指摘した。

国立観光研究所のデータによると、今年1～2月のカンボジアにおける出国観光客数は27万3274人で、前年同期と比較して1350％の増加が見られた。

同様に、カンボジアは2023年1〜7月の間に前年同期比308％増となる外国人観光客303万7344人を迎えた。

カンボジアは今年、少なくとも500万人の外国人観光客を受け入れることが予想されており、トン・コン観光大臣もこの見通しを支持している。

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