カンボジアを含むアジア太平洋地域、観光業の回復が本格化

カンボジアを含むアジア太平洋地域、観光業の回復が本格化
2023年07月20日 10時07分 公開
カンボジアを含むアジア太平洋地域、観光業の回復が本格化

<写真:Khmer Times>

 

アジア開発銀行(ADB)が7月に発表したアジア開発見通しによると、カンボジアを含むアジア太平洋地域では観光業の回復が本格化している。

 

ADBの調査対象はデータが入手可能な最新年度において、国内総生産の5%以上を観光産業が占める国に限定される。

 

ADBはアジア太平洋地域大半のサブリージョンに関する成長率予測を維持したが、東南アジアについては、4月の予測であるそれぞれ4.7%、5.0%から、今年は4.6%、来年は4.9%に下方修正した。

 

インフレ率は引き続き低下し、燃料や食料品の価格が低下するにつれて、パンデミック以前の水準に近づくと予想され、アジア開発途上国のインフレ率は4月時点の4.2%に対し、今年は3.6%と予想されている。一方、2024年のインフレ見通しは従来の3.3%から3.4%に引き上げられた。

 

世界的な需要の鈍化を受けて輸出志向経済の産業活動が弱まっているが、中国の再開がこの地域の成長を後押ししているという。今年の中国経済はサービス部門の堅調な内需を背景に、4月の予測から据え置きの5%拡大が見込まれる。

 

しかし、金融引き締めが主要先進国の経済活動の足を引っ張っているため、アジア発展途上国からの電子機器やその他製造品の輸出需要は減速している。

 

ADBチーフエコノミストのアルバート・パーク氏によると、アジアと太平洋地域はパンデミックから着実に回復を続け、内需とサービス活動が成長を牽引し、多くの経済は観光業の力強い回復からも恩恵を受けているが、産業活動と輸出は依然として弱く、来年の世界的な成長と需要の見通しは悪化した状態である。

 

ABDは4月に発表されたアジア開発見通しで、カンボジアのGDP成長率を今年5.5%、来年6%と予測した。同予測によると、カンボジア経済は観光業回復とサービス産業成長によって堅調に成長すると予測されている。

 

ADBカンボジア・カントリー・ディレクターのJyotsana Varma氏によると、カンボジアの経済見通しは2023年に堅調な成長、経常赤字の縮小、緩やかなインフレと、明るい見通しである。農業は輸出用の作物生産に後押しされ、成長すると推定される。

 

一方で世界銀行は2023年5月のエコノミック・アップデートの中で、外需の弱まりがカンボジアの回復に影響を及ぼしていることを指摘した。

 

インフレ率の上昇、金利の上昇、投資の減少、ロシアのウクライナ侵攻による混乱に直面し、世界の成長は急激に減速している。米国とEU市場への輸出の減少が主な原因であり、2019年の平均成長率6.7%に対し、2023年1月〜2月に商品輸出総額は前年同期比14.2%縮小した。

 

 

 

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