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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアのハン・チュオン・ナロン副首相兼教育・青年・スポーツ相は、国内通貨リエルの使用拡大を国民に呼びかけ、リエルは国家の象徴であり、経済的自立を強化し、米ドルへの依存を軽減するための戦略的手段であると強調した。
この発言は、教育省の公式フェイスブックに1日に掲載されたインタビュー「リエル通貨学習プログラム」において示されたものである。
同氏は、リエル紙幣にはノロドム・シアヌーク前国王やノロドム・シハモニ国王、伝統的な寺院などが描かれており、国の領土保全や文化遺産を象徴する存在であると述べた。
教育省はすでに国内の学校に対し、リエル使用の奨励を指導しており、生徒や教職員からは、その文化的価値に対する理解と共感の声が上がっているという。
また、経済面においても、リエルの広範な使用は金融政策の有効性向上、物価の安定、外部からの経済ショックに対する耐性強化につながると指摘した。
一方で、副首相は学校がリエルで収入を得ていても、設備購入や公共料金の支払いなど、多くの支出が依然として米ドル建てである現状に触れ、制度上の課題も認めている。
その上で、取引の公正性と透明性を確保するためにも、あらゆる経済活動をリエルで行う必要があると訴えた。
さらに、副首相は高額取引を含めたすべての価格表示をリエルに統一すべきであると主張し、これにより為替手数料の削減や通貨への親しみの醸成が期待できると述べた。
加えて、現金への依存を軽減し、デジタル決済の普及を進めることが、リエルの持続的な利用と経済の健全化を後押しするとも指摘した。
最後に同氏は、国民の通貨に対する理解を深め、輸出入を含むあらゆる取引をリエルに移行させることで、いわゆる「ドル化」からの脱却が可能となり、通貨主権と経済の安定が維持されると強調した。
リエル強化には、国民の経済習慣の変革と愛国心の醸成が不可欠であるとしている。
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