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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア・プノンペンにおいて、日本の映画監督是枝裕和氏の作品を紹介する特集イベントが開催された。
是枝作品を中心とした特集がカンボジアで行われるのは今回が初となる。
イベントには是枝氏自身もオンラインで参加し、現地および海外の映画関係者と意見を交わす場が設けられた。
本企画は「ヒロカズ・コレエダ特集」と題され、「日本映画祭 in カンボジア」の一環として実施された。
カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』をはじめ、家族の姿を丁寧に描いた『歩いても 歩いても』や、近年の話題作『怪物』などが上映され、日常と家族を主題とする是枝作品の魅力が紹介された。
本特集は、2024年ASEAN-日本映画プログラマー・ワークショップの成果の一つとして位置づけられており、同ワークショップの第1フェーズを修了したカンボジア人映画関係者チャンダラ・ソー氏が主導した。
ソー氏は、2023年に東京国際映画祭などで研修を受けた経験を基に、今回の特集企画を立ち上げた。
トークセッションには是枝氏のほか、フランス系カンボジア人映画監督のダヴィ・チュウ氏、山形国際ドキュメンタリー映画祭の土田環氏、カンボジアの映画監督ダルン・モニー氏が登壇し、映画を通じた文化交流の可能性について意見が交わされた。
主催者によれば、日本映画はカンボジアではまだ広く知られておらず、本特集の開催はその認知度を高めるとともに、文化的対話を促進することを目的としている。
本事業は、国際交流基金が推進する「次世代と共創するパートナーシップ:WAプロジェクト2.0」の一環として実施されたものである。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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