空港での検疫体制を強化、ニパウイルス流入に警戒感強まる

空港での検疫体制を強化、ニパウイルス流入に警戒感強まる
2026年02月02日(月)00時00分 公開
空港での検疫体制を強化、ニパウイルス流入に警戒感強まる

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア保健省はインドにおけるニパウイルス感染の確認を受け、国内へのウイルス流入を防ぐために水際対策を強化した。

 

チェアン・ラ保健相は1月29日、首都プノンペンに新設されたテチョ国際空港を視察し、感染症対策の徹底を関係機関に指示した。

 

今回の措置は、インド・西ベンガル州を中心に感染が拡大している現状を受けたものである。

 

視察には保健省感染症対策局(CDC)や空港当局も同行し、感染者の発見から隔離、治療、退院に至る一連の対応を想定した訓練の実施が求められた。

 

ニパウイルスは動物由来の人獣共通感染症であり、果実コウモリや豚を介して人に感染し、さらに人から人への接触による感染も確認されている。

 

感染すると、無症状のまま経過する場合もあるが、重篤な呼吸器疾患や脳炎を引き起こすこともあり、致死率は40〜70%と極めて高い。

 

現在のところワクチンや特効薬はなく、対症療法が中心となる。

 

同ウイルスは1990年代にマレーシアおよびシンガポールで初めて確認され、当時は約300人が感染し、そのうち100人が死亡した。

 

近年ではアジア各地で再び感染例が報告されており、家畜への影響も含めて公衆衛生上の重大な脅威とされている。

 

カンボジア保健省によれば、現在までに国内で人への感染は確認されていないものの、果実コウモリからのウイルス検出例は報告されている。

 

ラ保健相は「今日の予防が明日の安全につながる」と述べ、国境での検疫強化と監視体制の継続的な徹底を関係機関に要請した。

 

 

 

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