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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアにおける電気・電子機器の輸出額が2025年、大幅な伸びを示した。
商業省の統計によれば、同年の電気機器および電子部品の輸出総額は9億2400万ドルに達し、前年の6億8100万ドルから35.7%増加した。
特に電線および関連部品の輸出は5億7500万ドルで前年比51.6%の増加、自動車用部品は2億9400万ドルで11.3%の増加となった。
この著しい成長について、カンボジア商工会議所は「国家経済における重要な転換点」と位置づけ、カンボジア製品に対する国際市場での需要の高まりを反映していると評価した。
同会副会頭のリム・ヘン氏は、電子機器や自動車部品分野の成長は、投資環境の成熟と産業の多角化が実を結んだ結果であると述べている。
背景には、中国および韓国との二国間自由貿易協定(FTA)に加え、地域的な包括的経済連携(RCEP)といった有利な貿易枠組みの存在があるとされる。
従来、カンボジアの輸出構造は繊維・履物・旅行用品に依存しており、2000年時点ではこれらが全輸出の91%を占めていた。
しかし、2025年にはその割合は37.9%にまで低下した。
一方、電子部品、自転車、車両用タイヤ、家具、農産加工品など非繊維製品の割合は62.1%に拡大している。
この産業構造の転換は、政府が推進する「自動車・電子部品産業開発ロードマップ」の成果とされている。
カンボジア政府は同国を東南アジアにおける部品製造の拠点として育成する戦略を掲げており、今回の成長はその実現に向けた大きな一歩となった。
CDC副議長を務めるスン・チャントール副首相は、長期的な経済成長の確保には繊維産業への依存からの脱却が不可欠であり、製造業の高度化と多様化が重要であると強調した。
また「2050年までに高所得国入りを果たすための構造改革が進展している」と述べた。
現在、カンボジアでは電子機器や自動車部品に加え、自転車(6億900万ドル)、車両用タイヤ(13億8000万ドル)、加工木材(2億9300万ドル)など、非繊維系製造業の分野でも成長が顕著である。
政府は今後も、自動車・電子部品、農業・農産業、医薬品、再生可能エネルギー、観光、交通・物流インフラなどの優先分野への投資誘致を継続的に進めていく方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。