<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアと日本は、両国間の労働分野における協力関係を一層強化する方針で一致した。
これは、2025年12月25日にカンボジア労働・職業訓練大臣ヘン・ソウル氏と、日本の衆議院議員である阪口直人氏との会談後に明らかにされたものである。
今回の合意では、特にカンボジアから日本への技能実習生および熟練労働者の派遣拡大に重点が置かれている。
ソウル大臣は会談の中で、日本による人材育成支援、平和構築への貢献、さらにはカンボジア人への雇用機会の創出に対して謝意を表明した。
また、2027年に現行の技能実習制度に代わって導入される予定の「育成就労制度(ESD)」への支持を強調し、同制度がもたらす複数の利点について言及した。
具体的には、外国人労働者が熟練労働者へと段階的に移行できる仕組み、労働者の移動の自由が確保される点、違法な失踪行為の抑止、さらには送出国における手数料の標準化などが挙げられた。
これに対して阪口議員は、カンボジア政府による出稼ぎ労働者の管理体制を高く評価した上で、自身が派遣国の民間人材会社と日本の監理団体を結ぶ立場にあることを説明した。
その上で、仲介業者を介さず、カンボジアの公式な送出機関と日本側の監理団体を直接つなぐ枠組みの構築を支援する意向を示した。
今回の会談を通じて、両国は新たな制度移行に向けた共通理解を深め、今後の実務的な連携を強化する姿勢を確認した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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