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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア政府は近年、外国人居住者および訪問者の利便性向上を目的として、各種デジタルサービスの整備を進めている。入国手続きやキャッシュレス決済、健康保険制度に至るまで、日常生活を支える6つの主要なアプリとウェブサービスを以下に紹介する。
カンボジアへの航空便入国時に義務付けられた「Cambodia e-Arrival」システムは、入国審査・税関・健康申告を事前にオンラインで完了できるサービスである。e-Visaとともに活用することで、空港での待機時間が大幅に短縮され、スムーズな入国が可能となる。
全国共通のQRコード決済「KHQR」は、カンボジア国立銀行が主導するキャッシュレス推進策であり、屋台から大型店舗まで幅広く導入されている。「Bakong Tourist App」は国際クレジットカードに対応しており、外国人旅行者や居住者が現地通貨での支払いを容易に行える設計となっている。
外国人の在住登録制度「FPCS(Foreigners Present in Cambodia System)」は、内務省が運営する公式制度であり、全外国人居住者を対象としている。物件の所有者または管理者に登録義務があるが、本人も登録状況の確認を怠るべきではない。本制度は、査証延長や労働許可申請と密接に関係しており、重要な滞在手続きの一環となっている。
「TranslateKH」は、2026年に情報通信省が開発したクメール語特化型のAI翻訳アプリである。日常会話だけでなく、行政文書や標識の翻訳にも対応し、音声・画像・テキストの各形式において高精度な翻訳を実現している。従来の翻訳アプリを上回る利便性が評価されている。
政府サービスへの統一ログイン認証を実現する「CamDigiKey」は、アカウント作成や各種書類提出の煩雑さを軽減し、行政手続きの効率化を図るものである。居住登録や公的証明の申請時に広く活用されており、デジタルガバナンスの基盤として機能している。
国家社会保障制度「NSSF(National Social Security Fund)」は、雇用主による登録が義務付けられており、外国人労働者も対象となっている。医療機関での診療や労災補償を受ける際には本制度への加入が必要であり、雇用契約時にその登録状況を確認することが推奨される。
これらのアプリおよびウェブサービスは、外国人がカンボジアで安心して生活を営むためのデジタル基盤として機能している。ビザ取得から日常的な決済、健康管理に至るまで、政府による電子化の取り組みは生活の質の向上と行政手続きの効率化を目指して拡充されており、今後もさらなる進展が期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。